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首都圏反原発連合:ステートメント 【活動休止のご報告】
Posted on by 反原連 on 10月 2nd, 2020 | 首都圏反原発連合:ステートメント 【活動休止のご報告】 はコメントを受け付けていません
首都圏反原発連合:ステートメント【活動休止のご報告】
首都圏反原発連合(反原連)は、福島第一原発事故を契機に2011年9月に発足して以来、9年間にわたりたゆまず活動してまいりましたが、2021年3月末日をもって活動休止することをご報告いたします。ただし、原発ゼロにエネルギー政策が転換されるまでは解散せず、公式HP、TwitterやFacebookなどのSNSアカウント及び、運営に使用しているグループ・ウェアは継続します。
昨年、コロナ災害の前に活動休止の時期を内定し、休止までに必要な運営費として、2度目のドネーション・プロジェクトを実施しております。休止の理由としては、マンパワーの温存に限界があること、脱原発運動が市民運動の中心から外れてくるに従い寄付金が減少し、これまでの多岐にわたる活動内容に対し、運営資金の捻出が難しくなってきたことがあげられます。
反原連の軸となる活動は、2012年3月末から毎週金曜に実施している『再稼働反対!首相官邸前抗議(金曜官邸前抗議)』です。何かあれば官邸前、国会前に集まり意思表示をするという方法とスタイルは、SEALDsの活動などに広がり、現在も多くのグループ・団体が様々なイシューで実施しており、市民運動において、ひとつの役割は果たしたものと考えています。
また、世論も圧倒的に脱原発です。原発事故後、民主党政権が打ち出した脱原発政策を反故にし、第2次安倍政権ではエネルギー基本計画で「原発をベースロード電源」とし原発を推進。しかし原発がなくても電気が足りていることなどがわかり、事故前の懸念は全て払拭され、世界の潮流も自然エネルギーになり、経済的コストもリスクも高い原発に依存する理由はなくなりました。
活動休止時期の内定後に最後の1年がコロナ災害に見舞われることは予測できず、現在、手探りで運営を続けています。この間、金曜官邸前抗議は、基本、コアメンバー(運営委員)の少人数で実施しています。また、活動休止までに従来のかたちでの国会前集会の開催も難しいのですが、ネット配信による活動などに代替えし、模索しながら実行してまいります。
未だ脱原発実現も叶わず、福島第一原発事故はまだ終わっておらず、様々な問題が山積する中、志半ばでの活動休止のお知らせに、お叱りを受けるかもしれません。または、状況をご理解いただけるかもしれません。いずれにせよ、あと半年の活動期間の中で、初心に戻り、誠実に丁寧に、できる限りの活動を実施してゆく所存です。皆様にはご理解とご協力、そして応援を賜れますと幸いです。
2020年10月2日
首都圏反原発連合 – Metropolitan Coalition Against Nukes –