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首都圏反原発連合:ステートメント 【「希望のエリア」について】
Posted on by 反原連 on 1月 24th, 2018 | 首都圏反原発連合:ステートメント 【「希望のエリア」について】 はコメントを受け付けていません
首都圏反原発連合:ステートメント
【「希望のエリア」について】
首都圏反原発連合(反原連)が毎週金曜に呼びかけている『再稼働反対!首相官邸前抗議』(略称:金曜官邸前抗議)では、官邸前と国会議事堂正門前の二カ所の抗議エリアを設けています。その他に国会前エリアの近くに「希望のエリア」がありますが、こちらは「パパママぼくの脱原発ウォーク」が主催で、反原連とは一切関係がありません。また、かつて反原連主催であった「ファミリー・エリア」の後継ではなく、反原連の抗議行動とは全く関係のない別の活動であることをここに明記します。
反原連では、2015年の安保関連法の国会での強行採決時など、別イシューの抗議の山場が金曜日と重なる折には、その主催団体からの要請を受け、国会前エリアを設置しないなど協力をしてまいりました。しかし、「希望のエリア」はそういった他団体からの要請を受け入れなかったため「希望のエリア」が反原連主催であると誤解した他団体関係者などから、反原連メンバーが少なからずの苦情を受けたことがありました。
また、「パパママぼくの脱原発ウォーク」の中心メンバーが、希望のエリアとファミリー・エリアの成り立ちについて、媒体などで事実と異なる発信をしていること、抗議参加者や報道記者などから「希望のエリア」と反原連との関係性を尋ねられることもあるため、ここに事実関係を明記する必要性があるという判断に至り、ステートメントを発表することにしました。
<経緯の詳細>
「希望のエリア」は反原連の「ファミリー・エリア」を設置していた場所に設けられているため、ファミリー・エリアの後継であるとの誤解もありますので、ここに「パパママぼくの脱原発ウォーク」と反原連との関係と現在に至る経緯を明記いたします。
2012年3月29日、反原連の呼びかけで金曜官邸前抗議を開始しました。同年6月、参加者の増加に伴い子ども連れの参加者もいることから、反原連の会議で「エネルギーシフトパレード」の中心メンバーから、親子で安全に抗議に参加できるエリアの設置の提案があり「ファミリー・エリア」を設置しました。当時、複数団体やグループのネットワーク組織であった反原連は、官邸前エリア、国会前エリア、ファミリー・エリアのスタッフ配置を団体ごとに振り分けており、ファミリー・エリアは「エネルギーシフトパレード」「Act311 Japan」「野菜にも一言いわせて!原発さよならデモ」「パパママぼくの脱原発ウォーク」などがスタッフを担当することになりました。「ファミリー・エリア」は、混雑する現場で親子連れが避難できるセーフティエリアとして設置されました。
ところが、抗議参加者が毎週増加する中、「ファミリー・エリア」運営も担ってきたエリア設置提案者の「エネルギーシフトパレード」の中心メンバーが、官邸前、国会前の運営に回ることになり、その間に、反原連の会議でファミリー・エリアの運営方針がほとんど協議されないまま、「パパママぼくの脱原発ウォーク」の中心メンバーが、自らコールや歌唱を含めた司会進行をするようになりました。これは、「反原連メンバーは器を作る立場で抗議の主役は参加者であること」「福島の過酷な状況がある中で歌や踊りで表現することを控えること」としてきた反原連の運営方針に反しているため、ファミリー・エリアの在り方が、会議などで度々問題視されるようになりました。またエリア内で「パパママぼくの脱原発ウォーク」が中心となって運営を仕切っていく中で、それ以外の団体スタッフは次第に端に追いやられていくこととなりました。
その後、2013年3月から、反原連が設置したはずのファミリー・エリアが、その趣旨や共通認識から逸脱していく状況を調整すべく、「パパママぼくの脱原発ウォーク」の中心メンバー2名と話し合いを開始し、一旦は「ファミリー・エリアは反原連主催のエリアである」ことを再確認した上で合意。共通のフラッグを作成するなど、歩み寄る努力を重ねました。しかし、その確認を反故にするかのように、ファミリー・エリアでは「抗議をマルチイシューにする」「特定政党の候補者を応援するスピーチやコールをする(当該政党からもこれらが抗議の場にそぐわずやめてほしいと言われた)」「「パパママぼくの脱原発ウォーク」中心メンバーらによる過剰ともとれるエンターテインメント」など、反原連の運営方針(「反原発シングルイシュー」「無党派市民運動」「抗議者・参加者の器になる」)に反し、また、反原連の基盤である「会議合議制」に反するやり方に、距離は広がるばかりになりました。
2013年10月、「パパママぼくの脱原発ウォーク」の中心メンバーより、周囲より聞こえてくるさまざまな批判(「コールが甘っちょろい」という声や、内輪で熱狂的に盛り上がっている、などの声)に私たちはこれ以上耐えられないので、「パパママぼくの脱原発ウォーク」は反原連を離脱し、独自にエリアの主催をしたいとの申し出があり、反原連メンバーと「パパママぼくの脱原発ウォーク」の中心メンバー2名とで交渉を開始しました。反原連としては独立したいのならやむなしと考え、その後も彼らが困らないようにサポートや配慮はしていく(倉庫の扱いや機材のレンタルなど)、ただし同じ時間帯に近くでやる以上、共有すべき基本ルールをはっきりさせて、最低限それは守ってほしい、という態度で臨み、「パパママぼくの脱原発ウォーク」もそれを受け入れました。その上で、2014年1月に「パパママぼくの脱原発ウォーク」は反原連の構成団体から離脱し、「ファミリー・エリア」と同じ場所で、新たに「希望のエリア」として抗議を開始しました。
なお、交渉の際、「パパママぼくの脱原発ウォーク」は「ファミリー・エリア」という名称を使用したいと主張しましたが、反原連では今後もファミリー・エリアを運営する可能性があることから「別の名称にしてほしい」と伝えたところ、「反原連も「ファミリー・エリア」の名称を使わないなら、こちらも新しい名称にする」と言われ、やむなく了承し、反原連はその後「ファミリー・エリア」という名称を使えなくなりました。離脱と新エリア設立にあたり、反原連と「パパママぼくの脱原発ウォーク」とで共有すべきルールを双方でまとめましたが、約束事項を守らないなど、独立後も多くの問題が起こりました。
その中でも、際立った問題について言及します。2013年4月に、元反原連メンバーAが抗議参加者に対してストーカー行為をしていたことが発覚し、反原連ではAを即刻脱退させています。また、非常に危険だったため、抗議への出入りも禁止しました。「パパママぼくの脱原発ウォーク」の中心メンバーにも協力を求めましたが、「私たちできちんとAの面倒をみる」とし、反原連の説得に応じず、Aのファミリー・エリアへの出入りを認めることになりました。しかし、その後「希望のエリア」でAが同様の問題を起こしたということがありました。最初の問題が起こった時に反原連の説得に応じ、Aの出入りを禁じていれば二次被害は起こらなかったと思え、非常に残念でなりません。
「パパママぼくの脱原発ウォーク」が反原連から離脱し、「希望のエリア」を開始した時から、反原連は協力し機材をレンタルしてきましたが、多くの問題が起こり、関係を保つことが難しいと考えました。2015年4月、双方合意により反原連の機材を合意した金額で譲り、これをもって実質的な協力関係を解消しました。以降、反原連は「希望のエリア」とのやりとりはなく今に至っています。
<結び>
「パパママぼくの脱原発ウォーク」の中心メンバー2名とのやりとりを通して今に至るまで、彼らが約束を反故にしてきたことに強く違和感を持ち、また、抗議の場についてや、組織の在り方についての姿勢など、とても同意できないことから、「希望のエリア」は反原連とは全く関係のない活動であると明記することとしました。
反原連では引き続き、抗議の場を特定の人物や団体のステージにせず、また、特定の団体の宣伝勧誘の場所にせず、健全に無党派、超党派の抗議の場として運営したいと考えています。
2018年1月27日 首都圏反原発連合 – Metropolitan Coalition Against Nukes –