【2013/12/22】年内トドメの大抗議!!!1222 再稼働反対★国会大包囲 レポート(後編)

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12月22日(日)に行われた
年内トドメの大抗議!!!1222 再稼働反対★国会大包囲
のレポート、後編です!
前編&映像はこちら
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黄色の花.jpg
日比谷野音の集会が終わり、参加者の皆さんは国会包囲&抗議に向かうためにワラワラと座席を立ち、出口へと向かっています。
私は、目の不自由な方のサポートを川口さんから頼まれていたので、急いでそちらへ向かいました。参加者の方々が立ち上がって動き出してる中、その男性は、1人…まだ座席に座っていました。急いで駆け寄り、肩に手をおいて「出口までご案内致します」と言うと、ホッと安心したような表情になって「そうですか…?じゃあ、お願いしようかな」と言って、杖を伸ばし、立ち上がりました。「背中を貸していただければ大丈夫ですよ、はい、すみません、これで大丈夫です」その人は、片手を私の肩甲骨の辺りに触れ、一緒に歩き出します。
2~3歩歩き出した時、ハッとしました。(あ、ヤベ…カンパ袋をいったん持ってかなきゃイカンのだったわ…)集会が終わったら、カンパ袋を集めるからすぐ集まる様に言われていたのです。(イケね…どうすっかな…)と思っていたら、あ!凄いの持ってんだった、私!シーバー!!(^^;
恐る恐るマイクのスイッチを押し、小声で「○○です。え~と…目の不自由な方をご案内していますので、ちょっと遅れます」と喋ると「はい!了解しました。気をつけて~」とすぐさま返答がっっ!まっマジかっ!すげー!会話しとるでないかい!
(原始人1名発見しました)
思わず「すげー、ちゃんと聴こえてんだ…」と呟くと、男性は笑いながら「すいません、ありがとう」。
「あ!いえいえ、すいません、全然大丈夫ですよ!」
と言うと、ニコニコしながら…
「いやぁ、お天気も大丈夫そうだし、どうしても行きたくて来ちゃったんですよ。まあ…行っちゃえば、後の諸々は何とかなるかなって思ってね(笑)」
「いつも…金曜に抗議にいらっしゃってますよね?」
「はい、行ってます。一昨日は休んでしまいましたが…。雨が心配だったのでね。雨だとちょっとねぇ、色々大変なので…」
「今日は晴れて良かったですよねぇ。寒いけど(笑)」
「そうですね、寒いですよね~。今日はどうですか?たくさん集まってましたか?」
「集まってました!野音、満員御礼でしたよ!」
「そうですか!そりゃあ、良かった!」
(ニコニコと嬉しそう…)
人が多くて野音出るのも一苦労。やっと出口までたどりつきました。
「出口着きました~。このまま公園出ますか?」
「はい、この後の国会包囲も参加したいので、議事堂へ続く大通りまで連れて行ってもらえますか?」
「了解です!」
野音を出て、日比谷図書館の横を抜け、大通りへと向かいます。
「わたしはね、金曜日はたいてい国会前の方へ行ってるんです。色々な方の話が聴けて、とても面白い。」
「あ、そうですね。国会前は色んな人がスピーチしてますもんね。官邸前、国会前、ファミリーエリア…それぞれ違っててオモロイですよね」
「はい、そうなんです」
国会議事堂へと続く大通りまで出てきました。野音に参加してた方々がぞろぞろと国会へ向かって歩いています。
「大通りに出ましたけど…大丈夫ですか?」
「はい!もう、ホントに…ここまで出れば、あとは分かりますので平気です。ありがとうございました。」
「お気をつけて…。また、国会の方で!」
「はい、向こうで会いましょう」
男性は国会へ続く舗道をゆっくりと歩いていきました。
急いで集合場所へ戻り、食べかけの昼食をほお張った後、外に出ると、反原連のスタッフさんが受付のテーブルやら大荷物を持ってヨロヨロと歩いて来ます。手伝う手伝う!と駆け寄り、テーブルを持って一緒に野音の裏まで歩いて行きました。歩いてる間にも、シーバーから聞こえてくる会話に注意を払う彼女。ホントに反原連の人達は神経張りっぱなしです…。
ちょっと小休止した後、国会議事堂の方へ向かいました。既に包囲は成功し、抗議が始まっている模様。経産省脇のいつもの坂を登って行くと、怒涛の猛コールが聴こえてきます。
「すっげーな…なんか盛り上がってる…!」
こちらには若者もたくさん集まっています。野音の集会には出ないで、国会包囲から参加する人もたくさんいるのです。官邸前、国会前、ファミリーエリアと、いつもの3ヶ所で大抗議中な永田町。日も暮れてきて、ますます寒々としてきたにもかかわらず、ガンガン盛り上がってる永田町(^^;
私は国会前から桜田門へ通じる舗道のスタッフを頼まれていたのでそっちへ向かいます。たくさんの人達が、日も暮れてきた寒空の下…原発無くせ!と叫んでいます。
白いクマさんのぬいぐるみを抱えた小さな女の子がママと来ていました。ママは女の子の手を握りながら、真剣な表情でスピーチを聞いています。
車椅子の男性と、そのご家族らしき人達がぞろぞろと歩いてきました。一家総出の原発抗議という感じ!車椅子の男性はニコニコしながらコールにあわせてプラカードを振っています。
ヒョウ柄のスカートをはいた女性が歩いてきます。その後ろには鮮やかなピンクのマフラーを巻いた女性。と、思ったら、次は真っ黄色のスパッツをはいた細身の女性がスタスタ歩いてきて列に加わりました。(…みんなオシャレやなあ)
赤いフードかぶった若い男の子は寒そうに肩をすぼめながらも一生懸命声を張り上げています。ベビーカーの夫婦もたくさん来ています。
自転車隊、バイク隊、そして『原発いらない』と書かれたプラカードを貼った乗用車も走っています。
長丁場だし、寒いので、途中で帰る方々、途中から参加する方々もたくさんいらっしゃいます。みんなとにかく…少しでも頭数になろうと、何とか時間を作って来ているのでしょう…。
抗議の列の端に立っている男の子は、人が出入りする度にポールをあげてくれています。そんな男の子に、ありがとうと言ってお辞儀をする方々。みんながみんな、自然に支えあいながらの抗議です。
シーバーから『参加者の方々が帰り始めました』の話が聴こえてきました。このエリアにはスタッフさんが私も入れて4人。…十分足りてる様子。財務省交差点のスタッフが足りなさそうなので、他の3人のスタッフさんに声をかけ、私は交差点の方へ移動しました。
反原連のスタッフさんからトラメガを渡されたので、それを使い、いつものように「お疲れ様でした~」と皆さんを見送り始めます。すると、斜め前のゲリラカフェにいたドラム隊のお一人が、スタスタと私の近くに歩いてきて鉄琴を奏で始めました。その音色の優しいこと…。寒々とした暗い場所にポッと灯りが灯った様です。その音色に包まれるような心持ちで、「寒い中、お疲れさまでしたー」と言ってると、一人の女性が近づいてきて「あなたが一番寒そう」と言い、フェアトレードのチョコレートを一枚手渡してくれました…(T^T)
年内トドメの大抗議も、無事、終了しました。
あるお寺の掲示板に書かれてあった言葉です。『これからどうすればいいか?など、誰も教えてはくれない。しかし、自分が前を向いて歩き出した時には、背後をしっかりと守っていてくれる沢山の力があることを信じよう』
…本当にそんな力を実感した1日でした。私達は決して、一人ぼっちで闘っているわけじゃないんだよね。
昼間からの長丁場、そして寒い中、皆さんホントにホントにお疲れ様でした!!
反原連の皆さん、本当にお疲れ様でした!
(シーバー、もうバッチリだぜいっ!)