【2014/11/14】東京・官邸前「飯食った後に『いただきます』って言うのかよ!」


fryday_banner-thumbnail2.jpg11月14日(金)の「再稼働反対!首相官邸前抗議!」のレポートをお届けします!
次回は11月21日(金)です!
次回の詳細はこちら
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官邸前の銀杏シーズンもやっと終わりに近づいてきたようです。いやぁ~今年は臭かった。去年あんなに匂ったかなぁ。
そういえば!
銀杏匂いがピークの頃…
抗議終了後の後片付けの時、カンパ袋とチラシの束を抱えたスタッフのTちゃんが「お疲れ様でした~」と先頭ブースにやって来ました。するとTちゃん、いきなりデカイ声で、
「ダラクさん臭い!!」 (編集者注:反原連スタッフの人名です)
そこにいた人、全員心の中で
「あ…ダラクさん臭いんだ」
するとTちゃん、大慌てで、
「あーっ!!違うの違うの!!ダラクさんは臭くないの!そうじゃなくてダラクさんやっぱり臭いですねって言っただけでダラクさんが臭いわけじゃなくてダラクさんは臭くないの!」
もう何がなんだか…
Tちゃんは、
「ダラクさん(抗議が始まる前に言ってた通り、やっぱりここ、銀杏)臭い(ですね)!!」
と言ったつもりらしいのですが…
(カッコ)の部分を省略しすぎやねん
ゲラゲラ笑う私たちに、違うの違うの!と言いながら弁解するほど墓穴掘りまくりのTちゃん。Tちゃんオモシロすぎる…。
ダラクさんは深く傷付き、来週からもう抗議に来れないって言ってました。(嘘です)
こんな感じで実はかなりスッとぼけた当日スタッフの多い(私も)官邸前抗議、今週も始まりました~。
(大丈夫かいな)
財務省交差点に着くと、いつもの寄せ書き集めのご婦人がニコニコと手を振ってきました。私も手を振って挨拶~(^^)
そのまま国会前の方へ歩き始めると、舗道に立っていたイケメン警察官が、いきなり満面の笑顔で「ご苦労様です!」と最敬礼。え…わたし!?何でやねんっっと思いつつ、思わず反射的に「あ、ご苦労様です」とクールに返事するわたし。てか、マジで何でや??
ゲリラカフェでは今日もワラワラと人の輪が出来ていました。「ここは何をやっている場所なんですか?」とか「あら美味しそう、これ頂けるの?」とか…初めての方たちも何人も来ています。
1人のおじさんが「朝メシ食べただけで腹減ってんだけど、ここは何か食べ物があるの?」とゲリラカフェにやって来ました。ゲリラカフェのお2人は他のお客様の対応中。私が、
「ここの食べ物は身体に優しくてチョ~美味しいですよ~」
と言うと、
「お、身体に優しいってのは良いねぇ。私は三重苦みたいに3つの病気持ちだから。ハッハッハッ!」
おじさんは明るい笑顔で言います。
「わたしはね、福島の人たちの声を世間に伝えようと、聞き歩いて新聞作ってるんだよ。」
「わぁ、そうなんですか!」
「福島では原発の話はタブーで、口にすることが出来ない…って人が多いんだ。言うと村八分にされたりするから…。」
福島だけでなく、全国の原発立地地域は、原発のせいで地元の人間がバラバラになってしまったという話をよく聞きます。
「まあ何とか福島の現状を知って貰いたくて私も頑張ってるんだけどね。ハッハッハッ!さて、じゃあ何か食べようかな…」
おじさんは張りのある声で笑うと、「イテテテ…」と背中に背負ったリュックを下ろし、ゲリラカフェ覗きこんでいました。
金魚兄さんがカッコいい外国人の女性をゲリラカフェに案内してきました。彼女はフランス人だそう!金魚兄さんは、私を見るなり「よっ!」と言って、彼女にペラペラペラ~と紹介。「オ~!コンニチワ、ドーゾヨロシク」と言われ、思わず「オ~!コチラコソ!」と何故かカタコトの日本語で挨拶する私。
(普通に言えばええやんか…)
と、そこへG君が歩いてきてゲリラカフェを覗きこんでます。
「こんにちは。お疲れ様です。」
と声をかけると、G君は優しい笑顔でニッコリとし
「あっ、どうも~、お疲れ様です。」
G君は周りを見渡しながら
「いやぁ…久しぶりに来たんですよ。金曜日…」
年に何回かある大抗議の時などは必ず来て手伝ってくれてるG君。あ、そう言われてみれば、金曜に見かけるのは久しぶりかも…。
「まぁ、皆さんお仕事もあるし、忙しいですからね」
と言うと、G君は
「いや…久しぶりに来てみて…ああ、やっぱりここへ来て声を上げてかなきゃダメだな…って思いました。うん、ホントに…」
G君は微笑みながらも、神妙な表情で周りを見渡していました。
グミ坂を上がって行くと、抗議の列最後尾の、人がまばらな場所に、いつものおじさんが立っていました。毎週必ずいらっしゃってる常連さんの1人。今日も暗がりの中、いつもの辺りにいつもの様に立っていました。「お疲れ様です」と声をかけると「あ、こんばんは。」とニッコリ。
3番出口前では、スタッフのKちゃんがカンパ袋とリーフレットを持って立っていました。
Kちゃん、
「ねぇねぇ、さっきここを請願デモの人達が通ったんだけど、見た?」
「いや見てない。そういや何かのデモ隊が通るって言ってたな~」
「交通運輸産業とか何とかの組合のデモ隊だったんだけどさ。みんなスーツ来ててスーツデモみたいだったよ~。」
Kちゃんは楽しそうに続けます。
「一番前の先頭集団は、まぁ割と頑張ってコールとかしてたんだけど、真ん中は超やる気なし。でね、最終悌団の人達が違う方向でノリノリでさ、ここ通るとき、うちらの『川内原発再稼働反対!』のコールに反応して「川内原発再稼働反対!」ってずっと一緒に叫んでくれてたんだよ!(笑)」
「ギャハハ!マジで!?」
「何か嬉しかったわ」
Kちゃんは眼をキラキラさせながら、嬉しそうに話してくれました。
あっという間に8時になりました。
いつものダラクさんの声がグミ坂に響きます。
「川内原発さ、再稼働してから住民に説明会開くって言ってたよな。お前は飯食った後に『いただきます』って言うのかよ!おかしいだろ!順番がいつも逆なんだよ!!」
「そうだーっ!」「逆だろ逆ーっ!」
参加者の方々が口々に叫びます。
そして〆の…
「総理大臣も原発もやめちまえーっ!」
で、第126回目の金曜官邸前抗議は終了しました。
先週、川内原発の再稼働が議会で容認されようが、今日も変わらず官邸前にはたくさんの人が集まり、反対の声を上げ続けました。
今年の夏、アメリカで猛毒の『ネコ毛虫』という毛虫が異常発生してるというニュースを見ました。
何だか…猛毒の虫などと聞くと、切なく感じます。猛毒をもって必死に自分を護ってるような気がして…。周りを寄せ付けない孤独さというか、そうでしか生きられない命に生まれてきた切なさを思うのです。
そんな時、友達から、ほうれん草の種を貰いました。広げられた紙からそーっと手のひらに手渡されたその種は、驚くほど固く、トゲのような突起があり、触ると刺さって痛っ!「自分を護るためにこんな硬く、そしてトゲがあるんだって」と友達は言います。
どんな命も、未来に繋げていくために、必死に存在し続けています。
命を繋げていくということは、それだけ大変で、そして尊いことなんだよな…と、改めて感じたのです。
そんな命のリレーが、この地球上で、ずっとずっと続いていきます様に…
んじゃまた来週~!
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