【2014/10/31】東京・官邸前


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11月7日(金)の「再稼働反対!首相官邸前抗議!」のレポートをお届けします!
次回は11月14日(金)です!
次回の詳細はこちら
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鹿児島県議会で川内原発再稼働が可決されてしまいました。
31ある再稼働反対の請願陳情を無視し、たった1つしかない再稼働要請の陳情を採決したのです。傍聴席もほぼ反対派で埋まり、再稼働NOのプラカードが乱立し、反対の叫びが飛び交い…場内は騒然としていたそうです。
再稼働が可決された時、怒号が飛び交う中、「恥を知れぇーっ!!!」という叫びが聞こえました。傍聴席では泣いている鹿児島県民の方たちがたくさんいたそうです。
民意をまったく汲み取ろうとしない、まるで無視のこの採決、もう呆れ返るほどの茶番な県議会でした。
そしてこれまた絶妙のタイミングで今日は金曜。官邸前抗議の日です。
今日は会社を早めに出ることができ(というか、無理やり)、いつもより早い時間に官邸前へ向かいました。
グミ坂へ到着したのは抗議が始まる5分前。坂の途中でプラカードを持った男性が「こっちが官邸前で、あっち行くと国会前ね。両方で抗議やってるよ!」と初めて来たっぽいご婦人2人組に説明していました。
私も、久しぶりの頭からの参加です。
スピーカーから反原連のダラクさんの声が聴こえてきました。
「えー、今日11/7、鹿児島県議会で川内原発の再稼働が採決され、えー、県知事も同意したというニュースが入ってきました。」
淡々とした調子で言うダラクさん。と、思いきや…
「ぅおおおーーーい!!!!ふざけんなあああーーーっっっ!!!!」
(…だよな)
グミ坂に並ぶ参加者の方たちも口々に「そうだーっ!!」「ふざけるなー!!!」
「鹿児島県?ああ~?議会もほとんどが自民党だったよなあー!?おい!オマエのせいだぞ!!おいっ!!!」
「シュプレヒコール!!!」
川内原発再稼働反対のコールがグミ坂に響き始めます。
議会で再稼働が容認されたって、んなの知ったこっちゃないわ!抗議の声を上げ続けるだけです!(>_<)
グミ坂の先頭では、海外からのメディアも取材に来ていました。外人さんのレポーターがカメラに向かって何やら英語で話しています。
拳を上げて叫ぶ人、『原発いらない命と故郷が大事』というプラカードを掲げる人。
アイパッドで『避難計画がいる発電なんて、なぜ必要?』という言葉を掲げている女性がいました。いや、まったく!避難計画をたててまでやる発電って…なんだそりゃ??考えてみれば、ほんっとバカバカしい、アホみたいな話ですよ!
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官邸へ向けての抗議スピーチが始まりました。
「安倍首相!!福島より川内原発が先ですか!?まだ事故は収束してないじゃないですか!」
「安倍さん!聞いてますか!?先日、私はあなたの夢を見ました!原発反対だって言ったら、ものすごい勢いで石を飛ばしてきたんですよ!夢でもわたし怒ってます!!」
「いいですか、安倍さん、よく聞きなさい!アメリカのエネルギー学者が言ってます!日本は再生可能エネルギーの資源大国だと!それを生かせないあなたは無能な総理!自分のため、金のためじゃなくて、命のため、国民のため、国土を守ることに全力を注ぎなさい!!」
「世界一厳しい規制基準なんて嘘を、よくのうのうとつけますね。嘘つきはファシストの始まりだ!川内原発は日本有数の火山地帯にある原発なんですよ?規制委員会は予測できるってバカなこと言ってるけど、火山学会が予測できない火山の爆発を規制委員会がどーやって予測するんですか!?規制委員会は神様ですか??ふざけるんじゃない!!」
「川内原発をかわうち原発って言ったんだってな!漢字読めないのは閣僚共通で驚かないけど、原発行政のトップだろ!?どんだけ無関心なんだよ、どんだけ不勉強なんだよ!」
皆さん、いつもですが、今日も更に怒り心頭な様子…。
グミ坂を下っていると、参加者の女性に声をかけられました。
「カンパいいかしら?先週来れなかったからちょっと多めに…」
「わっ!すみません、ありがとうございます!」
「鹿児島県議会…ねぇ、まったく…。でも、あきらめずに、これからも抗議していきましょうね!」
ご婦人はニコッとすると、そのまま抗議の列に入っていきました。
と、金魚兄さんが学生さんぽい子をはじめとして何人かの人達を引き連れてグミ坂を上がって来ます。「なになに?案内してるの?」「そうそう!官邸前抗議ツアー!」金魚兄さんはそう言って、あーだこーだ説明しながらぞろぞろとグミ坂を上がって行きました。
交差点を渡り、寄せ書き集めの方たちの所へ出ました。よっしゃ、今日は書いとくか!とペンを取ると、いつも明るく元気なご婦人が「どうもありがとうね!」と覗きこんできました。
「あきらめないことよね、根比べよ、ホントに!」
「ですよね!もう、しつこくしつこく食いついていくしかないですね!」
「そうよ、向こうは諦めるのを待ってるのよ!そのうち静かになるだろうって…。」
「はーん!冗談キツいっすよねぇ、誰がおとなしくなるかってんだ。」
「もうねぇ、向こうはボロが出はじめてるのよ。ほころびはじめてるわよ。私はそう感じてる…。ちゃんと見てる人は見てるわよ。」
「ですよね、ですよね!」
「ボーッとしてたらダメ、勉強しなきゃダメよ。知らないで生きてたら政府に騙されるわよ。」
「いや、ホントに…」
「大丈夫、正義は勝つ!」
去り際に、ご婦人はイエーイ!と超笑顔でハイタッチ!そして…
「体、壊したら負けだから…ムリせずね。気をつけるのよ。」
ちょっと泣きそうになりました…。
ゲリラカフェに顔を出すと「今日はもう飲み物が無くなっちゃったんですよ~」との嬉しい悲鳴。「わ、凄い!今日は人多いですからねぇ~」
「そうなんです。…でも今日に限って、持って行く直前にちょっとこぼしちゃって…よりによって…まったく。」
「わはは!そうなんだ!」
「前、キャリーケースの中でポットが倒れた事があったんですよ。電車の中にみるみる水たまりが出来てって、あぁ~綺麗な水たまりだなぁ…って(笑)」
2人とも食べ物入れたバスケットの他に、飲み物入った大きなポットを2つ運んで来るのです…。以前、「これはもう、修行だと思ってやってる」って言ってたけど…。ホントに毎週毎週、心と身体に優しい食べ物をありがとうございます…。
国会前へと舗道を歩いていくと、途中の暗がりで、塀に荷物を置いてバッグからがさごそプラカードを出しているご婦人と若い警官が、何やら笑顔で話をしていました。
「何処から来たんですか?」
と警察官の若者。
「私は千葉から来たのよ。遠いから、なかなか来れなくってね。今日は久しぶりの参加なのよ。」
「えっ、僕も実家…千葉です。」
「あらそうなの?千葉の何処?私は○○なのよ。」
「僕は○○です。」
「まあ、そうなの?…警備の方も仕事とはいえ大変よね…。ご苦労様。」
「あ、いえ…。」
警察官の若者はちょっと恥ずかしそうな笑顔をし、その場から立ち去りました。ご婦人はバッグからプラカードを出し、荷物を整理すると、国会前ステージの方へ歩いて行きました。薄暗い舗道で、小さな声で穏やかに会話をする2人の様子は、何故か胸にジンとくる光景でした。
(…って、この様子を近くで聞き耳たてて聞いてる私はめっちゃ怪しいけど(-_-))
国会前ステージでも川内原発再稼働に対しての怒りのスピーチとコールが響いていました。
「福島の事故に学べ!」
「原発動かすな!」
国会前から引き返して再び舗道を歩いていくと、交差点手前の公園の窪地で、太鼓の人達が一例に並んで上の方を眺めています。何見てるんだろう?…と私も後ろから見上げると、木々の間に見事なまんまるお月さま!そうか、今日は満月だったんだ…。太鼓の皆さんは並んだまま、綺麗ね~と言いながら、しばらくお月様を眺めていました。
官邸前エリアへ戻ると、丁度、日比谷で行われた別団体主宰の原発抗議集会からのデモ隊が、グミ坂横の道路を通過しているところでした。反原連のスタッフさんの「今、通過していくデモ隊も、原発抗議のデモ隊です」のアナウンスに、グミ坂に並ぶ参加者と手を振ってのエールの交換。
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グミ坂スタッフのMちゃんと話してると、反原連のTさんが、背広姿で長身の、超ダンディ~な男の人と話ながら歩いてきました。ダンディーさんは、警視庁の警備の方だそう。穏やかで、爽やかな笑顔でダンディーさんは
「今日はいつもよりちょっと多いんじゃない?」
「鹿児島県議会の件がありましたからねぇ。でも、もっともっと集まって欲しいです。」
とTさん。
「そうだね。」
そしてダンディーさんは…
「寒さはまだ大丈夫な感じだね。でも、これからどんどん寒くなってくるから…また大変だよね。」
優しい笑顔でそう言い、グミ坂を降りて行きました。
最終コールが終わり、いつものダラクさんの〆のスピーチです。
「鹿児島の県議会、何だありゃ!ネットで中継みてたけど茶葉だ茶番!!!」そうだー!あんなの茶番だー!「お前の信用なんてゼロなんだよゼロ!日本中からも、世界中からも信用無くしてんだから、総理大臣も原発もや・め・ち・ま・え~っっっ!!!」
ウオーッ!!!という参加者さんからの怒号の後、一人のおじさんが「クッソ~!頑張ろう!!」と叫び、抗議は終了しました。
ある人が言ってたのですが、今年は『風の年』なんだそうです。色々なことが目まぐるしくどんどん変わり、動いていく年。変化していく年らしいです。
なんかその通りだなぁ…って感じ…。
鹿児島県議会で再稼働が容認されたって分かりませんぜ!どんどん変わっていくんだから…。
良い方へ変わることを信じて、強風に吹き飛ばされない様にしっかりと…進んで行きましょう、私たち。
仕事でなかなか官邸前抗議に来れない友達が、この間久しぶりに参加しました。グミ坂で抗議の列に加わっていた彼女は私に会うなり、
「スッゴい久しぶりに来たんだけど、みんなの再稼働反対って声を聴いてたら…何だか…胸がいっぱいになっちゃった。じーんとしちゃった…。」
と、ウルウルした瞳で言っていました。
怒りと優しさと祈りが、まぜこぜになってるコールだもんね。
いや、コールだけじゃなくて、この抗議自体がそうなんだと思う。
怒りと優しさと祈りと…
来週も頑張るぞい!
んじゃ、また来週~!
お疲れ様でしたーっ!