【2014/11/28】東京・官邸前 「今日はアナタしか居ないから抗議の意味はない。やめましょう」と、誰が言えるでしょうか…?


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11月28日(金)の「再稼働反対!首相官邸前抗議!」のレポートをお届けします!
次回は12月5日(金)です!
次回の詳細はこちら
また、12月13日(土)は川内原発再稼働反対! 1213 反原発☆渋谷大行進があります!(12日(金)野首相官邸前抗議はお休みです)
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11月最後の金曜日です。
街はもう、どこもかしこもクリスマス&年末年始に向けて、キラッキラッしてますねぇ~。原発が一基も動いてない中、今年も街中のイルミネーションが、これでもかというくらい光輝いてます!キラキラ~
電飾の輝きとは対称的に、木々も赤や黄色やオレンジ色に葉を染め、優しい輝きを放ってます。私はこっちの方が好きだなぁ…。
霞ヶ関駅から官邸前へ向かう坂は、見事な金色の道になっていました。アスファルトの上に落ちたたくさんの黄色いイチョウの葉を見ていたら、何だか着物の柄の様に見えてきました。濃いグレーに金色のイチョウの紋様…。うん、なかなか素敵~。
今日も7時頃から、「じかたびさん」と交代で「グミ坂」の地下鉄4番出口担当です。そろそろ寒くなってきたから、じかたびさん、また地下足袋履いてこないかな~と期待してるんですが、今日も靴履いてました。(いや、それが普通だから)
「おう、お疲れ!今日は思ったより寒くないわ!」
と、今日も元気なじかたびさん。
フライヤーとカンパ袋、誘導棒に腕章を受け取ってから、最後に
「はいコレ!」
「え?あ、お饅頭!」
「差し入れで貰ったんだよ!あたし最近差し入れで生きてんだよ!」
そーなのか…(^^;
じかたびさんは、じゃね!と言うと、そのまま抗議の列に加わるため、グミ坂をずんずん登って行きました。
12月の官邸前抗議の予定と12月13日の渋谷大行進のフライヤーの束を抱えて立つとすぐ、1人のご婦人が近づいて来ました。
「ごめんなさい、あの…そのチラシって、たくさん頂けるのかしら…?」
「はい!お好きなだけどうぞ!」
「こういうのって…アレよね…あの…なんていうか…人の家のポストに入れていいのよね?」
「もちろんです!」
「じゃあ、やってみようかな…。50枚位ずつ頂ける?」
「おおっ!ありがとうございます!」
ご婦人はニコニコしながら慣れない手つきでフライヤーの束を受け取ると、大切そうに抱え…地下鉄乗り場へ降りて行きました。
すると、背後から「すみません…」という声が。
振り返るとビニール袋を持った警察官が、申し訳なさそうな顔で、
「あのですね…これ、重しか何かしとかないと飛んでしまうので…えーと…すみませんが…」
持ってたビニール袋はフライヤーが入ってたものでした。
「すんません、ありがとうございますっ」
前に道路にふっ飛んでってエライことになったからなぁ~
足元のフライヤーをまとめて飛ばない様に注意しながら立ってると、前方から、お馴染みの手作り傘のプラカードをさしたご婦人が歩いてきました。先週、マカデミアナッツのチョコレートを頂いたのでお礼を言わなきゃ!と待ち構えてると、私を見るなり、
「ねえっっ!先週あげたチョコレート、中身入ってた!?」
思わず吹き出しながら
「はい(笑)2個入ってました」
と言うと、ご婦人は「うわぁ~」と笑って、
「違うのよ、家に帰ってみたら、バックの中にチョコレートが3~4個落ちてんじゃない!あれ…てことは、あの子にあげた箱は、もしかしてカラだったのかしら?って思ってさ~(笑)」
「大丈夫です、2個入ってましたよ(笑)」
「もう~ごめんなさいねえ~~。今日はお詫びに、新しいの持って来たのよ!」
バックから出して手渡されたのは未開封のチョコレート!
「新品じゃないですか!これ」
「ワハハハ、そーよ新品(笑)食べてね!」
「ありがとうございますっ!(笑)」
ご婦人は笑いながらグミ坂を下って行きました。わざわざすみません…頂きま~す!
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すると、今度はリュックを背負ったおじさんがやって来て、
「そのチラシ…配るからゴソッといい?」
「はい、ありがとうございます!」
「いつも俺の住んでる団地のポストに入れ回ってんだよ。」
おじさんは2種類のフライヤーの束をゴッソリ抱え、グミ坂を下りて行きました。
するとまた別のご婦人が
「それ、たくさん貰ってっていい?あたし、配るの得意だから配り回るわ。」
「わっ、ありがとうございます~。ぜひぜひ!」
ご婦人はフライヤーの束を2つ、用意してきたエコバックに入れると、お疲れさまと言って地下鉄乗り場へ降りて行きました。
2種類のフライヤーはみるみる減っていきます。
こうやって、色々な方たちが、影で地道に動いてくれているんだよね…。ホントに改めて、頭が下がる思い…。
地下鉄乗り場を上がってきたご婦人が、カンパを…と笑顔で近づいて来ました。そして、「今日はいつも一緒に来てる人がいないけど、2人分ね!」とカンパしてくださいました。
7時30分を過ぎました。
膝を押さえながら階段を登って来たおじさん。ゆっくりとグミ坂に降り、抗議の列に加わりました。
ママチャリの後ろにNO NUKESの旗を付けた、グリーンのダウンを着た女の子が自転車で走りすぎて行きました。自転車隊は今日も元気です!
腕時計を見ながら急いで抗議の列に加わるサラリーマンらしき男性。仕事帰りにちょっと立ち寄ってくれたのでしょうか。
学生っぽい若い男の子がスマホを見ながら歩いてきて列に加わりました。
階段を登ってきた男性、登りきった所でウーンと伸び!グミ坂に降りて列に入りました。
10分前には、またまた初めてっぽい女性がやって来ました。キョロキョロしながら、おずおずと列に入り、コールしている人たちを見つめています。何となく気恥ずかしそうに立ってますが…微かに笑みを浮かべながら周りを見つめていました。
コールがダラクさんの声に変わりました。
すると、私の横に立ってた警察官の1人が腕時計をチラッ。そして、他の2人に「もう終わるから終わったらまずコレを撤収して…」と説明し始めます。ダラクさんの声が抗議終了の合図みたいな感じなんだな~(笑)
(※「俺の声は原発終了の合図だ!」←ダラクさん談)
最終コールが響く中、ミサオ・レッドウルフさんが、1人の男性を連れてグミ坂を上がって来ました。その方はミサオさんの20年来の友人で、DJのお仕事をしながら、灰を使った昔ながらのエコな洗剤を作っている、京都にお住まいの方。今日はDJの仕事で、久しぶりに東京に来たついでに、初めて官邸前にも顔を出してくれたらしいのです。ミサオさんが私を紹介してくれ、ご挨拶を交わすと、その方はニコニコしながら、
「いやぁ…もう、ここに立ってたら泣けてきちゃって泣けてきちゃって…。コールなんか聴いてたらもう…」
と、また思い出したように目をウルウルさせながら仰いました。ミサオさんが笑顔でちょっとからかうように、
「そうなの。さっき、一緒にグミ坂に立ってたらポロポロ涙流して嗚咽して泣いてんのよ(笑)」
私が、ありがとうございますと言うと、(私がありがとうというのも変だけど…)
「頑張ってください。僕も関西で頑張ります。」
と言い、最後は握手をして帰って行かれました。
この間の友達もそうでしたが、初めて来た人や久しぶりに来た人は、何だか泣けてしまったという話をチラチラ聞きます。
私も時々、フッとした時に、コールしている参加者の方々や、自転車隊の走る姿を見ると…ジワッとくることがあります。
何かを続けていくということは本当に大変です。しかも、明白な効果や結果が見えにくいこの原発反対抗議、暗闇の中を手探りするような気持ちで続けてきました。
今日は参加者は少なめでした。
夜がだんだん寒くなってきて、年末のいろいろと忙しい時期、毎年人数の減る時期です。
それでも人は来ます。途絶えることはありません。
増えたり減ったりを繰り返しながら続いてきたのです。
参加者が多いことに越したことはないけれど、金曜抗議に関しては、私自身は、それほど人数は気にはしていないというのが正直な気持ちです。
ある人が言ってました。この金曜官邸前抗議が続いているからこそ、そこから裾の様にエネルギーが拡がり、全国で様々な原発反対の声があげられるのだと…。
この金曜抗議は、全国の原発反対の志を支えている『軸』の様なものなのでしょう。
この抗議が存在し続ける限り、この『軸』が折れない限り…原発反対の声が消えることはありません。だから自らが『軸』になろうとする人が1人でもいる限り…金曜官邸前抗議は続いていきます。
もし、グミ坂にたった1人の参加者しか立っていなかったとしても、「今日はアナタしか居ないから抗議の意味はない。やめましょう」と、誰が言えるでしょうか…?
その人はたった1人でも、全国の原発反対の軸となって立っているのかもしれません。
人が少ないからこの抗議は意味をなさないということではもうないと思うのです。
原発事故を風化させないために。福島を忘れないために。二度と同じ過ちを繰り返さないために。私たちは毎週金曜日、ここへ来て声をあげ続けてきました。
11月最後の今日も、たくさんの人たちが、全国の原発反対の支えとなるべく集まっていました。
お疲れさまでした…!
また、来週~!
来週はもう12月だーっ!きゃーっ!
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