10月10日(金)の「再稼働反対!首相官邸前抗議!」のレポートをお届けします!
次回は10月17日(金)です!
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朝からソワソワしていました。
今日は金曜日、いつも通り官邸前抗議の日。しかし今日はそれだけではありません。奇しくも抗議開始の午後6時、ノーベル平和賞が発表されるのです。
そうです…今年はこれに憲法第9条がノミネートされているのですっ!
もし、9条がノーベル平和賞をとったら、現政権には相当な大打撃。そうなると、原発問題にだって多大な影響があるはず…。
欲しい!ノーベル平和賞!!くださいっ!!!
午前中はそれほどでもなかったのに、3時を過ぎたあたりから何だか勝手に心臓がドキドキ。もう~ソワソワしちゃって落ち着きません。
あと3時間、あ、2時間切った…うわあぁぁ…。
とても仕事どころじゃありません。
落ち着け、自分!!!
ノーベル平和賞専用のホームページではカウントダウンが始まり、いやが上にも盛り上がります。今までこんなにノーベル賞の発表を真剣に待ち望んだことがあったでしょうか?いえいえ、ありません。というか、自分の受験の合格発表の時より緊張してる気が…(いいのかそれで…?)
あぁ、この間の大飯原発住民訴訟の時は全く期待してなかったから、もっと気楽に待てたのになぁ~…
はっっ!期待しちゃいかんのか!期待しなかったから奇跡が起きたのか!?よし、もう考えない様にしよう、気にしない気にしない…もう気にしない…あと1時間か…(無理)
定時で会社を飛びだし、心の鎮静化を図るためとりあえず歩き出しました。ううう、30分切ってるぞ。おそろしや~…くれ、くれ、ノーベル平和賞、9条に決まってくれ~~~!!
あと10分!心臓が口から飛び出しそうになった時、ふっと空を見上げ天を仰ぎました。すると…
あーっ…!
そこに広がっていたのは真っ赤~な夕日!もう、それはそれは綺麗な、悲しいほどに綺麗な…赤く染まった空でした。まるでノーベル平和賞で熱く盛り上がっているみんなの気持ちを表したかの様な空!
うわー…という気持ちと共に、ふわ~っと心が緩み、「あぁ~、こんなにもドキドキわくわくさせてくれてありがとう…」と、何に感謝してるのかよく分からない気持ちになり、涙が出そうになってしまいました。
すごいなぁ~、このタイミングでこんな夕日が現れるなんて…。
金曜日で、官邸前抗議開始の時間に発表されて、前振りでこの夕焼け空…こんないろいろ揃ってる劇的なタイミングってある?
てことはもしかしてえぇぇぇぇ~!!!
人生はそう甘くはありません。
選ばれませんでした…(アウッ)
勝手に緊張して一人で大騒ぎしてたので、力の抜け方も凄まじい…。
「また来年。来年までこの9条を守らなくては。」と自分に言い聞かせながらヨロヨロと官邸前へ向かいました。
官邸前に到着すると、いつもはない三角コーンでの仕切りが財務省交差点近くまで並べられてありました。
そうなのです。これまた今日はちょっとイレギュラーな官邸前抗議なのです。
学生達の有志SASPLが秘密保護法の抗議を官邸前でやりたいとの相談を受け、反原連主宰の原発抗議を18時~19時に短縮し、19時30分からはSASPLの秘密保護法抗議になったのです。国会前抗議はいつも通りの18時~20時です。
グミ坂を登って行くと、いつもと同じように色々な方達が声をあげていました。
グミ坂を、杖をついた男性を気づかいながら、隣をゆっくり歩く女性はコールにあわせて呟くように声を出しています。
【安倍いらない】とマジックで書かれた団扇を振りながら「再稼働反対!」と叫ぶ女性。
無表情で淡々と、しかし瞳は前方を見据えながら叫んでいる男性もいます。
泣きそうな顔でコールしている女の子がいました。その横を官邸に向かって吐き捨てる様に叫ぶ男の子が通りすぎて行きます。
あっという間に19時になりました。
ダラクさんのいつもの素敵な官邸に向けてのスピーチの後、ミサオレッドウルフさんがこの後19時半から主催が変わってSASPLの抗議になることをアナウンス。「どうぞ若い人達を表に出して私たちは一歩後ろへ下がって…」の言葉に、ドッと笑いが起こりつつ、参加者の方々は本当に一歩後ろへ…。さすがな皆さんです。国会前はこのまま引き続き原発反対の抗議をしておりますのでの言葉に、ぞろぞろと国会前へ移動し始める方々もたくさん。
私もちょっと後片付けを手伝った後(ほとんど何もしていない)そのまま国会前へと移動しました。
と、その前に…ノーベルさんのおかげで勝手にグッタリしてたので、ゲリラカフェでちょっと腹ごしらえを…。ピタパンサンドと飲み物を頂き、近くの塀に座って「ウマーイ!」てパクパク食べてると、目の前を反原連スタッフのダラクさんが国会前の方へ通りすぎて行きました。そうなのです、今日は国会前抗議が終わった後、11月から始まる(のか本当に?)下水道工事に向けて、新たな国会前ステージの場所や何かの打ち合わせがあるのです。いろいろいろいろ大変です…。
急いで腹ごしらえした後、国会前エリアに向かうと、ステージ上では参加者の男性のスピーチが始まっていました。その方は最後に、「すみません、最後にちょっとこれだけ言わせて下さい。首都圏反原発連合の皆さんは、毎週毎週この抗議の場を準備するために、陰で並々ならぬ大変なご苦労をされていると思います。ありがとうございます。感謝の気持ちを込めて拍手を送りたいと思います。」するとそこにいた参加者の方々から一斉に、惜しみない暖かい拍手が巻き起こりました。ホッと和む、あったかい一幕でした。
官邸前から移動してきた方々も加わり、皆で再稼働反対のコールを国会に向かって叫び、抗議は終了しました。
官邸前エリアのスタッフのMちゃんも移動してきて「何か新鮮~!」と笑いながら後片付けを手伝います。(※ここでも私はほぼ何もしていない)
スタッフのみんながチャッチャと手際よく荷物をまとめ終わると、公園の窪地ではステージを置いて、反原連の方たちがあれこれ意見を言い合い、新たな国会前エリアについて警察の方と話し合っていました。「ここから国会議事堂に向かってこういう方向で抗議をするから…云々」参加者の方々の気持ちも考えながらあれこれ意見を出しあっての話し合いです。
そうなんですよ、この国会前エリアのステージ…。今まで使ってきた古いステージが老朽化したため、新しくステージを購入したのですが、そのステージが今まで使っていたのより若干高いため、そこに上がる踏み台をどうするかで、もうどんだけ反原連の方たちが意見交換していることか!お年寄りや身体の不自由な方も乗りやすい様に…そして安定性も重要…あとは微妙な高さも難しいところ。材質や重さ、もちろんお値段も考えながら、意見交換している本人達が「もういい加減、誰か決めちゃって下さい」と言い出すほど(笑)延々と話し合っています。
いやはや凄いわ、本当に…って思いました。とにかく様々な事を考慮しながらベストのモノを!ってずっとずっと意見交換。(もう決まったのかな…)
この間本屋さんに置いてあったマザーテレサの栞に書かれていた言葉…
『大切なのは、どれだけたくさんのことをしたかではなく、どれだけ心をこめたかです。』
暖かい、素敵な言葉です。
さて…今のこの時期は昼夜の温度差が激しく、風邪をひきやすい時です。風邪ひきさん、多いですよね。
皆さんどうか体調には十分気をつけて。これからまた、寒い冬の抗議がやってきます。
せめて心は暖かく…暖かくいられます様に…
んじゃ、また来週~!