首都圏反原発連合:ステートメント 【『再稼働反対!首相官邸前抗議』(金曜官邸前抗議)6年目に突入】

Posted on by on 4月 6th, 2017 | 首都圏反原発連合:ステートメント 【『再稼働反対!首相官邸前抗議』(金曜官邸前抗議)6年目に突入】 はコメントを受け付けていません

首都圏反原発連合:ステートメント
【『再稼働反対!首相官邸前抗議』(金曜官邸前抗議)6年目に突入】

 2012年3月29日に開始した『金曜官邸前抗議」は、先週3月31日の抗議をもって5周年を迎え、いよいよ6年目に突入します。
 
 『金曜官邸前抗議』は、2012年の6、7月には参加者が20万人とピークに達し、8月には抗議参加者の意向を首相官邸にて当時の野田首相に直接伝えるなど、大きな前進がありました。間もなく民主党政権が「2030年代原発ゼロ」を決定したことは、全国の運動、圧倒的脱原発世論が反映されたと言えるでしょう。ところが安倍政権に交代後、同政権は2014年4月には、「エネルギー基本計画」において「原発を重要なベースロード電源に定める」と改悪、民主党政権の脱原発路線を撤回し、原発再稼動、原発回帰に無謀な舵をきっています。
 
 毎週の抗議が何年も長引くのは望ましいことではありませんが、現政権の間違った原発回帰を前に、まだまだ声を上げる場が必要です。首都圏反原発連合は開始の頃から変わらず、「市井の人々が声をあげる、意思表示ができる場」の器作りという裏方に徹し、今後も再稼動阻止、1日も早いエネルギー政策の転換を求め、尽力してゆく所存です。加えて、できうることの可能性を更に考え、拡げてゆきたいと思います。また、これまで抗議に参加された皆さん、運営のためのドネーションをしてくださった皆さんに、改めて敬意を表したいと思います。
 
 福島原発事故から6年たった今、『金曜官邸前抗議』の参加者はピーク時よりも減ってはいますが、「脱原発」の強い意志のもと、毎週数百の人々が抗議に参加しています。そして、圧倒的国民世論は脱原発であり、原子力産業は一部の既得権益者のために推進されている、時代遅れの経済的にも何のメリットもない事業であることは、実証されています。原発問題は基地問題と並び、もっとも困難な問題ですが、今後も強い意志を持ち、脱原発が実現するまで、粘り強く声をあげ続けたいと思います。原発推進する安倍政権のアキレス腱を断ち切り、1日も早くエネルギー政策の転換を実現していきましょう。
 
2017年4月7日
首都圏反原発連合 – Metropolitan Coalition Against Nukes –

 
 
<参考>
2017年3月31日の5周年の抗議にて、以下の号外を参加者に配布しました。


『金曜官邸前抗議』6年目に突入!

 
本日、『再稼働反対!首相官邸前抗議』(金曜官邸前抗議)は5周年を迎えました。2012年3月29日に開始以来この5年の間に、首都圏反原発連合にも色々なことがありました。参加者の皆さんにも、それぞれの物語があると思います。

 
 
 最初期には「怒りの爆発」の場でありましたが、時を経るにつれ「怒り」だけではく「脱原発実現への強い意志」のもと、この場は参加者の皆さんに支えられてきました。定期的な抗議への参加、カンパでの協力、励ましがあったからこそ、私たちも運営を継続することができました。



 抗議活動が長引くのは望ましくはありませんが、政府は原発回帰をしており、まだまだこの場の継続が必要です。先日開催した『0311反原発!国会前大集会+首相官邸前抗議 -福島・祈りを超えて-』は、大変ポジティブな熱気にあふれていました。毎週金曜の抗議にもこれをフィードバックするべく、声を上げ続けましょう!



 個を越えた「脱原発」への思いの結晶であり、参加者の皆さんとスタッフとで織り上げたタピストリーともいえる、この『金曜官邸前抗議』は6年目に突入します。気持ちも新たに、希望に向かい、「脱原発」の意志を可視化し、原発のない社会を必ず実現しましょう!


 
 再稼働反対! NO NUKES!


 
2017年3月31日(金)


首都圏反原発連合 – Metropolitan Coalition Against Nukes –


 
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