12月13日「再稼働反対!首相官邸前抗議!」の臨場感あふれるレポートです!
「原発のこと、気になってる、抗議アクションも行ってみたいけど、ちょっと抵抗が、、、」という方、ぜひ読んで、そして気軽に足を運んでくださいね!
次回抗議:1220 再稼働反対!首相官邸前抗議!
年内トドメの大抗議!!!1222 再稼働反対★国会大包囲もあります!
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会社の男子が眠気覚ましに買ったブラック缶コーヒーを「塩昆布の味がした」と言ってました。ブラック缶コーヒーって塩昆布の味がするのか???…食の世界は奥が深いのぅ…(-_-)
怒涛の先週の疲れが取れないまま、追われるようにやってきた金曜日。なんだかもうアナタ、今日が何曜日で何がなんやら良く分からない感じっすよ…。あははあはは(笑うしかない)
今日は昼間から強風吹き荒れ、会社のある勝どきは海が近いため海風と相まって、まあ~ゴーゴーガーガー荒れ狂っておりやした。「こりゃ、今晩冷えそうだな~」の心配通り、寒い寒い金曜官邸前抗議となりました。
経産省前の坂を上がっていると、目の前にニット帽をかぶってリュックを背負ったおじさんが歩いていました。リュックには『さようなら原発』と書かれたお手数のカードがぶら下がっています。歩きながらリュックからゴソゴソ取り出したのはパン!パンをかじりながらゆっくりゆっくり坂道を上がって行きます。
今日は四番出口でのスタッフを頼まれていたので、そのまま官邸前エリアへ。寒風吹きすさぶ中、たくさんの人達が声をあげています。
地下鉄四番出口付近にいつもいらっしゃる笛のお爺さん。毎回、コールがはじまると笛をピーピー元気に鳴らします。今日見ると、なんとっ!スタンドマイクを用意してきてるじゃありませんか!(^^;塀に腰かけてスタンドマイクに向けてピーピー笛を鳴らすお爺さん。…いや凄い(笑)
今日はホントに寒い!風も強いし…冬だな~って痛感させられます。
目の前に二人、コートを着た会社員ぽい女性が立っています。慣れない雰囲気で立ってる二人。コールが始まると、小さな声でぼそぼそと声を出しています。初参加者さんかなぁ…。
スッと四番出口から出てきた男の人。めっちゃ個性的な服着てるわ…でも似合っとる…着こなしとるなぁ。てか、あれ…?この人どっかで見た様な………あ!ピエロの人だ!!そうです、クラウンアーミーさんの1人でした!
小さな女の子を二人連れたママがやって来ました。女の子の1人は背中に真っ赤なランドセルをしょっています。地下鉄出口を出たところでちょっと周りを見渡し、グミ坂を下って行きました。ファミリーエリアに行くのかな?女の子は真っ赤なランドセルをゆらゆら揺らしながら歩いて行きました。
目の前のあの女性お二人。近くに立っていた方からみかんを貰った模様(笑)。二人で半分こして食べ始めました。…うっ、うまそ~(くだもの大好物)この時期はビタミン大事だよねぇ~
大学生ぽい男の子が「カンパします!」と近づいて来ました。お財布を開けて「あれ…五百円玉があったはずなのに…」と。(^^;「いやいや、お気持ちで十分ですよ」と言うと「いや、そういうワケには…あ、百円玉が五枚ある」男の子はお財布から百円を五枚取り出すと「お疲れ様です」と、ペコリとお辞儀をし、カンパしてくれました。
しっかし、寒いっ!…ううっ、この野郎…じわじわくるぜ…
すると、あの目の前の女性二人組が駆け寄って来ました。「あの…ご苦労様です、カンパします」小さな声でそう言い、照れた様な笑みを浮かべてカンパし、またもとの位置に小走りに戻って行きました。ありがとうございます!
スーツ姿のサラリーマンが二人やって来ました。1人は初めてな様子。ちょっとびっくりした様な顔で辺りを見渡しています。もう1人の男性が「おい、国会の方もやってんだよ。そっちも行くぞ!」と言い、二人は揃ってグミ坂を下って行きました。
ホントに毎回、初参加者さんがいるんだよなぁ…、スゴいよね。本当にこの場は、原発抗議の灯台の様な気がする。
若い女の子がおずおずとした感じで近づいてきました。
「すみません…あの…この場所以外で抗議してる場所も…あるんでしょうか…」
「あ、向こう側の国会議事堂正面でも同じようにやってますよ。ファミリーエリアとかもありますし!」
「あ…そうなんですか。これ…何処でも、好きな場所に入ってかまわないんでしょうか…」
「はい、もちろん!どこでも好きな所にヒョイって入っちゃってかまわないですよ」
「時間も自由で…」
「ええ、6時~8時でやってますので、好きな時に来て、好きな時に帰って大丈夫ですよ~」
「はい…」
「初めていらしたんですか?」
「はい」
「おお~!ありがとうございます!何処から…?」
「あ…私は都内なんで近いんです」
「ご苦労様です~」
「ずっと参加したいとは思ってたんですけど…なかなか…タイミングが…」
「そうですよね、皆さんお仕事やら何やら忙しいですしね」
「いえ…あの、それより…来る勇気がなくて…」
金曜官邸前抗議の事はずっと前から知っていて、参加したい、参加しなきゃ…と思ってはいたものの、なかなか来る勇気がなかったそうです。
「何が…ってワケではないんですが…何か…」
「いや、分かりますよ。そういう人たち、いっぱいいると思いますよ。そりゃそうですよ~、こんなの…震災前はなかった光景ですからね。分からないですよね、不安ですよ(笑)」
「そうなんです…」
「どんな感じなのか想像もつかないですし…」
「はい…行ったら、どうやって抗議したらいいんだろう…とか、色々考えちゃって…」
「イメージわかないですよね」
「そうなんです…ちょっと怖くて…」
「よくぞ来てくれました(笑)」
「はい、今日こそは…って思って…(笑)」
そして、彼女はぽつりと
「私…生まれが福島なんです…だから…」
寒さと冷たい風のせいでしょうか…。彼女はちょっと潤んだような目をして、
「前の方…行ってみます」
と言い、
「ありがとうございました…」
とお辞儀をすると、声をあげている参加者の方々を見ながら、ゆっくりゆっくりグミ坂を登って行きました。
ずっとずっと来たいと思っていてくれて、気にしてくれてて…ありがとう。その思い、きっと、ちゃんとこの場所に届いていたと思うよ…だから、今日来れたんだよね。彼女の後ろ姿を見ながら、ふと、そんなことを思いました。
てか…
寒ーいっっっ!!!はらみるが…(※鼻水が)
そういえば今日、なんとフィンランド公認財団のサンタクロースが来ていたらしいです!私は会えなかったけどー
そうですね、もうすぐクリスマスですね。
もし、本当にサンタクロースがいるなら…
何をお願いしたかなぁ…
『サンタクロースっているんでしょうか?』という、とても素敵な本があります。有名な本なので知ってる方も多いでしょう。その中の一節にこんな言葉があります。
〈目に見えない世界を覆い隠しているまくは、どんな力のつよい人にも、いいえ、世界じゅうの力もちがよってたかっても、ひきさくことはできません。
ただ、信頼と想像力と詩と愛とロマンスだけが、そのカーテンをいっときひきのけて、まくのむこうの、たとえようもなくうつくしく、かがやかしいものを、みせてくれるのです。〉
きっときっと私たちも、そのカーテンの向こうの素晴らしい世界を見ることが出来る。だって、愛と信頼を持って、ずっとやってきたんだもの!
大丈夫!
デヘッ!
来週はトドメの大包囲の前ですがキンカンやりまっせ~!官邸前エリアとファミリーエリアの二ヵ所です~
てことで…また、来週~!