【2013/11/08】東京・官邸前


肌寒くなってきましたね!
しかし、寒さにも負けず、官邸前アクションは続いています。
スタッフの方からのレポート、どうぞお読みください!
今回は、スピーカーの音声が突然とぎれるというトラブル、しかし、参加者の声がどこからともなくわきあがり、、泣けます。
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今日、官邸前に向かって歩いてたら、道路にハートの形をしたシミを見つけ、ほほーっ!て思いました。写真撮ろうとしたんだけど暗すぎて無理だった~。つか、いきなり携帯を道路に向けて写真撮ってる私は相当怪しかったらしく…みんな引きぎみにじろじろ見て通り過ぎて行きました…(-_-)
さてさて!今日は78回目の官邸前抗議だそうです。
合同庁舎の警備員のおじさんは、今日もむかささんコールに合わせて軽くステップ踏んでました。(^^;;
国会前へ続く舗道では、おばさん二人が塀に座り、持参した手作りのおにぎりを頬張っています。水筒で暖かい飲み物を飲んでる人も何人かいます。みんな長く続けるために…色々工夫しながら頑張っているのです。
ちらほら、マフラーやニット帽が目立つ季節になってきました。スタッフのいくちゃんに「これから寒くなってくるから大変だよね」と言うと「我慢大会だよね…」と。ホントに…。これから春が来るまで、そんな感じになってくるのです。
という中、あれ、思いっきり半袖Tシャツの人が…(^^;ガッシリした体格のその男性は、黒いグラサンして腕組みして立ってます。しかも、ガムをクチャクチャ噛みながらも、何気にコールしてるし(笑)渋いぜぇ~
国会前でコールが始まりました!ふと見ると、道路を挟んだ対岸にいる参加者さん達のプラカードが、コールに合わせてわっしょいわっしょいと元気に揺れています。わっ…こっちから、こうしてちゃんと見たことなかったかも…。うわ~、何かいいなぁ~。対岸の人達のプラカードって、国会議事堂に向かってじゃなく、国会前ステージに向かって掲げてるんだなぁ。こうしてこっちから見ると、何だかエールを送られてるみたいだなぁ…。
官邸前の方へ来ました。
グミ坂手前の誰もいないところで、『原発はいらない、直ちに廃炉』と書いたプラカードを頭から下げた年配のおじさんが、1人ぽつんと立っていました。誰もいないから、ここに立ったのかな…。何も無い場所を作らない為に…立ったのかな。そんな事を考えながら歩いていると、後ろから、カツカツと急ぎ足な感じのハイヒールの音が…。何気に脇によけると、恐らく参加者ではないその女性は、「あっ、すみません…」と丁寧に頭を下げて私を追い越し、グミ坂に入る手前の横断歩道を渡って向かい側の地下鉄乗り場へと入って行きました。
地下鉄4番出口の近くでは、いつも、けっこうなお歳のおじいさんが笛をピーピー吹きながらコールをしています。今日もコールが始まると元気にピーピー!!(笑)しっかし毎回思うけど、凄い肺活量だよなぁ~。ずっと鳴らしてるもんなぁ。
「原発反対!」のコールで沸き立つグミ坂を、工事用のデッカい機材をガラガラと引きずりながら、作業着姿の若い男の子が歩いて来ました。何だかバツが悪そうな、戸惑った様な顔…。地下鉄4番出口脇にある記者会館裏口へ入りたいのか、声をあげてる参加者さん達の前で、眉間にシワを寄せた表情で立ち止まりました。すると数人の参加者さんが「あっ」という顔をして、サッと脇へ…。すると男の子は、パッと安心した表情になり「すいません、すいません」と何度もお辞儀しながら機材を引き摺り、記者会館裏口へと入って行きました。
今日もたくさんの自転車隊!ズラリと並んで走る姿は本当にカッコいい!みんなで手を振ってエールを送っていると、自転車隊の後ろから、宅配弁当のバイクが走って来ました。記者会館の、閉まっている方の門に、参加者さんの途切れた間をぬってキキッと止まると、弁当屋のお兄さんはバイクから降りて門前へ。が、鍵がかかってる様子。あれ?という顔をしたのとほぼ同時に、プラカードをさげたオジサンが駆け寄って来て、もうひとつ前の門ならいつも開いてるよ、多分そっちじゃねぇか?と、前方を指差して教えています。弁当屋のお兄さんは、笑顔で「あ!ありがとうございます!」とお辞儀するとバイクにまたがり、ブイーンと前方へ走って行きました。
偶然、抗議参加者とそうでない人との、ちょっとしたやりとりを連続して目にしました。
ここ…官邸前抗議は、ごく普通のサラリーマンやOLさん、親子連れなどが参加する『特別なことではない、日常の中にある抗議』を、みな必死になって作ってきました。参加している私達だって、特別なことをしている訳じゃない…という気持ちでやってきたのです。しかし、抗議している私達の横を、あからさまに嫌な顔をして通り過ぎて行く人や、耳を塞いで歩いて行く人を見ると、やはり自分は何か特別な、異様な事をしている様に思える時もあり…そんな葛藤とも、ずっと闘ってきた部分もあるのです。
だから…でしょうか?今日偶然見た、この一連の些細な出来事は、何となく私をホッとさせ、ふわんとした柔らかな気持ちにさせてくれたのです。
抗議終了まであと15分という時でした。
突然、グミ坂に設置してあるスピーカーの音声が全て、ブツッと途切れました。先頭ブースのドラムの音もコーラーの声も全く聴こえてきません。ちょうど最後のコールをしていた時だったので、グミ坂に並ぶ参加者の方々は、一瞬、え…?となり、戸惑った様子。黒い帽子をかぶったおじさんが「あ~チキショー、これからいいとこだったのに~」と(笑)。
すると…グミ坂に並ぶ参加者の人達が、それぞれの場所で、それぞれのコールをし始めたのです。どこも1人リードして叫ぶ人がいて、あちこちでバラバラに色々なコールが始まっています。スピーカーからの音が無い分、なんとか盛り上げようと通常より声を張り上げて叫ぶ人達…。中には慣れないリードコールをしている自分が恥ずかしくて、照れ笑いしながら必死に叫んでる人もいます。あちこちでバラバラなコールが、共鳴しあうようにグミ坂に鳴り響き始めました。その光景はまるで『原発反対の声を消してたまるか!』という、みんなの熱い意志の様に見えたのです。
…思わず涙が出ました。
あと、五分足らず…となった頃、スピーカーは回復し、最後はまた全員が一丸となって声をあげ、78回目の官邸前抗議は終了しました。
寒い中、ずっと立っていて、脚が凝り固まったのでしょう。トレーナー姿のおじさんは、何度か屈伸運動をしてから…グミ坂を下って行きました。現場用のダボダボズボンを履いてタオルを巻いた若い男の子は、寒そうに腕を擦りながら帰って行きます。
財務省坂の交差点近くでは、原発さようならの歌を歌っている人達が、抗議を終えて帰って行く参加者の方々を、お見送りの歌を歌って労っていました。その前を、手を振って返す人や、お辞儀をして帰って行く参加者の方々。
明るく優しいその歌が流れる中、警察官の男の子たちが一生懸命後片付けをしています。私が、お疲れ様でした~と声を掛けると「お疲れ様っした!」と明るい返事。
勝てるよ、うちら…
絶対、勝てる…
こんな人達が負けるはずがないよ…
ぐおぉぉ~~~!(何やねん)
また、来週~!