恒例!官邸前レポートです!
海、一緒に行きたいですね!
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海を見たいと思い続けたまま、行く暇もなく夏は終わり…
でも、青い布買ってきて、部屋のカーテン作ってみたら、何だか毎日、海の底にいるようで、かなりいい感じなんすよ!陽が当たる日中なんか、青い布が日に透けて、すんごい綺麗で…いやぁ~ビックリ!青いカーテンおすすめ!!
ま、そんなことはいいとして…
9月になりました~
先週は、水曜に東電本社前抗議、金曜に官邸前、んで、日曜にも緊急官邸前抗議と、こーぎこーぎこーぎぃぃ~でしたな…。ホントに皆さんお疲れ様でした!んで、毎回ですけど、企画・準備・後片付けをしてくれてる反原連の皆さん、ホント~に!お疲れ様でしたっ!
月曜の東電抗議は、超緊急だったにも関わらず、300人以上の人が集まり、1時間の抗議は、ものすごい熱のこもったものでした。なんつうか…久しぶりに空気が変わった感じがしたわ…。太鼓の音が怒りで爆発してたんだよね、で、それがこっちにズシズシくるんだよ。凄かった。コールしてたら、怒りややるせなさや何だか色んな思いが交差して涙が出てきちゃって参ったわ。コールからスピーチに入る、僅かな静寂の時に、ドラム隊の男の子が東電ビルに向かって「クソーッ!…クソッ!クソッ!…クソーッ!」ってキレた様に叫んでたあの声が、わたしは凄い印象的だった。あの声で、また泣きそうになった。みんな凄い怒ってたよ。そりゃ、怒るだろ!いつまで汚染水垂れ流してんだよ!?ふざけんなってマジで!どーすんだよ、ホントに!!道行く人達は不思議そうな顔で見てたけどね、ま、そんなのはもう慣れたわな。とにかく、濃密で力強い、東電への抗議でした。
そして今日は、なんと70回目の官邸前抗議だそうな!70…。古稀になりましたよ、あっという間にね。
えらいこっちゃ…(-_-;
今日も着き次第、官邸前でスタッフを…ということで、まっすぐ官邸前エリアへ~。
財務省交差点で信号待ちしてると、隣に来たカップルから「色んな人集まってるね」「すごくない?」と言う会話が…。(え、初参加さん…!?)思わず、すごいですよねぇー!!と、話しかけたくなりましたが、気持ち悪がられても困るので、グッとがまん…。ググッ…。
グミ坂の手前で、毎回歌を歌ってる人達がいらっしゃいます。前方から歩いてきたスーツ姿の男性は、その歌ってる人達の前を通りすぎる時、とても嬉しそうにニコニコと、拍手しながら通り過ぎて行きました。
抗議の列の後ろの方では、今日も、塀に寄りかかったり座り込んだりしながら、ラフな感じで『ここに居る』人達が…。前にも言ったかもだし、上手く説明もできないんですけど、この、ちょっと離れた場所にボツポツといる参加者の方達…ホント気になる…。国会前やファミリーエリア付近にもいらっしゃいます。熱く叫んでたりとかしてないし、手ぶらな人がほとんどだし、でも、なんというか…来てるわけで…不思議な闘志を感じるというか。うーん、何とも上手く表現出来んのが悔しいッス…。
地下鉄出口の前にチラシ3種とカンパ袋を持って立つと、早速、近くに立ってたおばさんが「ごめんなさい、少ないんだけど…」とカンパを。「とんでもないです…ありがとうございます!」と言うと、ニッコリして地下鉄乗り場へ降りて行かれました。
それと入れ替わる様に階段を上がってきた若い男性は、ちょっと照れくさそうに無言でカンパ袋にお金を入れ、私の「ありがとうございます!」の声も、聞いてないふりしてるかの様な顔で(笑)、逃げるようにグミ坂を降りて行きました(^^;ありがとう~ございますぅ~~。
官邸前ではスピーチが始まってます。
グミ坂後ろの方でも、みんな真剣な顔で、スピーカーから聞こえてくる、様々な『声』を聞いていました。
そこへ、若いカップルが地下鉄出口から出てきて目の前の抗議の列に加わりました。茶髪のロングヘアーで素足にショートパンツの女の子は、コールするわけでもなく、ただただ眉間にシワを寄せた、すごい真剣な顔で立っています。男の子は、女の子の後ろで塀の前に座り込んでいました。
前方から、制服姿の高校生の男の子と、そのお母さんらしき人が、二人で、あーだこーだ話をしながら歩いてきました。私を見ると、お母さんは急いでバックから財布を取り出し、ペコッと頭を下げながらカンパして下さいました。息子さんは、そんなお母さんの横で、ちょっと照れたように微笑んでいました。
白髪の、長身ですらりとしたカッコいい男性がサッと階段を上がって来て、抗議の列に加わりました。
小さな子供を二人連れたお母さんが慣れない表情で入り口から出てきて、キョロキョロしながら子供の手を引き、グミ坂を歩いて行きました。
そこへ、今度は背広姿のサラリーマンの男性が、間に合った…!ってな顔で上がって来て、前方の方へ歩いて行き、列に加わっていました。
本当に色んな人達が集まって来る…。
この官邸前抗議の面白いなって思うところは、参加者一人一人が『個』であるということ。別に知り合いいなくても、無理に知り合い作らなくても、1人で好きな時間に来て、好きな時間に帰ればいい。横の繋がりより、個人が1人で立っている場という感じ。これが、参加しやすい要素だって人もいるでしょう。横の繋がりや仲間として連携を組んでいくことは、確かに強さにもなるし、広がりにもなる。でも、名も知らぬ一個人が一個人としてだけで立っていて、その個がたまたまたくさん集まって自然に支えあっている。この強さは計り知れないものだと思う。寄りかかってないから…強い。
って、やっぱ上手く説明できんなぁー。ギブミー文才~、カモン文才~(>д<)
コールが始まりました。「原発止めろ!大飯は廃炉!」すると、前方の方から、センスを持った年配の男性が、コールに合わせて「原発止めろ!」の「ろ!」で!パッとセンスを振り上げ、語調を強めるという、なかなか芸達者なコールの仕方で歩いて来ました(^^;素敵や~
何か風がヒンヤリしてきたぞ。半袖でじっと立ってると、ちょっと肌寒いくらい…
目の前の、あのショートパンツの女の子は何だか寒そう…。来ていた上着を足に巻いたり、手で脚を擦ったり。でも、帰ろうとしません。立ち続けています。
風邪引かなきゃいいけど…大丈夫かな…。
そこへ「マンションにポスティングするから、チラシ40枚くらいずつ頂けるかしら?」と1人の女性が近づいてきました。「ありがとうございます!んじゃ、これ、全部持ってっちゃいます?」「いい?じゃ、貰っていくわね、頑張って配るわ!」女性は私が持っていたチラシ3種をそっくり受け取り、帰って行きました。
その後も、チラシは飛ぶようにはけていきます。
ふと見ると、グミ坂の抗議の列は、後方まで長く伸びていました。
つうか、私の近くに立っとる体格のいい警察官、ずっといい笑顔で立ってんだよなー。さっき、コールに合わせて、ちょっと爪先リズムとってたし…(笑)
抗議終了、10分切った頃、プラカードを抱えた女性が急いで列に加わりました。その後も、男性、女性、わらわらとやって来ます。
5分前にはパンクな感じの若い男の子が駆け足で列に入りコールをしていました。
終了時間ギリギリまで列に加わる人が絶えない様子は、決して何があっても諦めないというみんなの意志を象徴してるかの様に見えました。
そうだよ、ここまでしぶとくやって来たんだもん。
大飯原発が再稼働するかも…って事で、やめろ!って官邸前で叫び始め、それなのに大飯は動かされ、それでも反対を叫び続け、なんと政権は自民党に変わり、それでもそれでも…諦めずに叫び続けてる。
こんなことしてても無駄かも…いや、無駄じゃないかも…でも、私バカみたいじゃん?…あー、何か恥ずかしくなってきた…すげーみっともないかも…いやいやいや、そんなことないぞ!!
何度も何度も自問自答して、何度も何度も自分に言い聞かせて、いったいどこまで歩いて行くんだろう…って思いながら、
ここまで歩いて来たんだよね。
「そんなことしても無駄!」とか「え?何してんの?」とか…色々言われてきたよね、きっと。
ちょっとの言葉に傷ついたり、揺らいだり…
ま、それでも僅かな希望を頼りに、やってんだわ…。祈る様な気持ちでね。
そりゃ色々ありますわな~。誰も傷つかない楽しい娯楽やってるわけじゃないんだもん。はじめから泥沼に突っ込んでってる様なもんだからねぇ~。わはは。もー、泥だらけッスよ、マジで。臭いっつーの!
でもね、キザっちい気持ち悪いこと言っちゃうけど、蓮の花は泥沼からあんな神々しい花を咲かせるわけで…
だから、泥沼にいても大丈夫だと…思いたい。
花、咲かせてやりませんか?
ザマア見ろな、すんごい綺麗な花を…
へへっ
また、来週~!