スタッフの方から頂いたレポートをご紹介します!
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日曜にぶるぶる震えながらいた霞ヶ関にまた出動の金曜官邸前抗議。
今日は寒くなりませんように~。頼むよぉ、お天気!(>_<)
日比谷公園を抜けると風に乗って聞こえてくる抗議の声。「ああ、今日もみんな集まってるなぁ…頑張ってるなぁ」
私の前をリュックを背負った年配の女性二人がゆっくりゆっくり歩いていました。もしかしたら…と思った瞬間、目に飛び込んできた『原発いらない』の缶バッヂ。それぞれのリュックに1つずつ付いてます。こうやって色んな人達が毎週金曜夜、霞ヶ関に足を運んでいます。
交差点で信号待ちしていた時でした。聞こえてくる「再稼働反対!」のコールに、1人…また1人…とそこにいた人達が小さな声でコールをし始めました。信号待ちしてた赤の他人の皆様ですよ?信号が変わると、そのまま全員、小さくコールしながら歩き始めました。いやぁ、金曜官邸前ならではの光景。でもこれ、良くある事なんです。みんなの思いはただ一つ、原発を無くすこと。その一点で集まってくるからこそ、根っこで一つに繋がってる様な不思議な感覚。漠然とした安心感。
ファミリーエリアで…
「原発が止まらないなら、私は3年後でも5年後でもここに来ます。私は今62歳ですが、あと10年位はこの体ももってくれるでしょう。」
国会前で…
「私は80歳です。先が短い。けど、命ある限り声をあげていきます。私がダメになったら…誰かがこの意志を継いで、続けていって下さい。原発がなくなるまで。」
国会前へ通じる歩道で、手作りのチラシを配っていた女性が、風に乗って飛んできた小さなゴミを必死になって拾っていました。
それを見た時、みんながみんなそれぞれに、この場を守ろうとしている様に思えました。意識的にも無意識的にも…。
抗議終了後、皆さんが帰られるのをいつもの様に「お疲れ様でした~」と見送ってたら、紫色の小さなストックの花を持った女性が歩いて来ました。ストックは大好きな花なので思わず「わ!綺麗ですね!」と言ったら「そうなのよ~いつも花を持って参加されてる方がいらしてね、その方から頂いたの~」とおっしゃるので「へぇ~」……
まぁ恐らくよっぽど物欲しそうな顔をしていたんでしょうな、私。
「……半分あげましょうか?」
「はい!!(←即答)」
ありがとうございます~(^^;ウホホッ
というわけで、今日は紫の小さなストックを4本握りしめて霞ヶ関を後にしました。小さくてもいい香り!見た目は地味でもストックはホントに良く薫るし、強い花です。
寒い寒いと言っても、もう春です。これからもっともっと沢山の花達が咲き始めます。
寒さももうちょっとの辛抱です。
はなひらく春なのです。