【2014/12/26】第131回:東京・官邸前


2014年最後の首相官邸前抗議のレポートをお届けします!
2015年は1月9日スタートです!
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夕焼け空.jpg
年末のあれやこれやの怒涛の忙しさに巻き込まれレポートが追いつかず…うわぁぁぁ…こんなに間があいてしまいました…すみません…(泣)
今日はもう31日、大晦日。
2014年も、もうすぐ終わりです。
先週の26日は、今年最後の金曜官邸前抗議でした。
年が明けてからの大雪。満開の桜を見ながら通う春、暑い暑い夏、紅葉が綺麗だね~と言いながら通う秋、そして寒さが厳しくなってきた冬…。
季節の変化を思い切り感じながら毎週毎週永田町へと向かう一年が今年も終わろうとしています。
霞ヶ関からの坂を登っていると、目の前を片足がちょっと不自由な男性が、リュックを背負い杖を使わずにガツガツと力強く歩いていました。本当にガツガツという感じだったのです。何となく追い越すのも躊躇われて、そのまま後ろを歩いていくと、男性は信号を渡り、国会前の方へと歩いて行きました。
私はまず官邸前エリアへ。
グミ坂を上がって行くと、冷たい風が吹きつける中、一年の怒りをぶつける様なコールが聴こえてきました。
先頭ブースは一番風が強い場所。冷たい風に反原連の旗がイキイキとたなびいています。
絞り出すようなECDさんのコール。
今日は、131回目だそうです。
風に煽られる様に叩き出すドラムの音を聴いていると、わたしの隣にコートを着た2人の女性が立ち、先頭ブースの写真を撮っていました。わたしと目が合うとニコッとしたので、
「初めていらっしゃったんですか?」
と訊ねると、
「はい!」
とニッコリ。そして、
「寒いですね~」
2人はしばらくそこで見ていた後、グミ坂の後ろの方へと歩いて行きました。
グミ坂では、抗議参加者とは関係ない人達が地下鉄乗り場へ向かって歩いています。グミ坂に立つ参加者の中には、通行人に向けて『川内原発再稼働反対』のプラカードを掲げる方もいます。とにかくアピール、色々な方向からアピールアピールです!
グミ坂を降りて行くと、プラカードを持ったまま塀に座っているかなり年配の男性が居ました。ちょっと疲れた顔で、うつむいたまま、でもプラカードは膝の上でしっかりと掲げ、座っていました。
グミ坂の後方では、先頭ブースの威勢の良いドラムの音は聞こえなくなり、人々のコールだけが小さく響いています。グミ坂の前方と後方では、本当に雰囲気が違います。
小さな子供を抱っこしたママが歩いて来ました。手には、反原連のフライヤーを持っています。ママは、グミ坂手前の横断歩道を渡り、向かい側の地下鉄乗り場へと入って行きました。
国会前エリア。
70過ぎの男性が壇上に上がりました。「毎週毎週この場を用意してくれている主催者の方々に本当に感謝です!」周りから拍手がわきました。スピーチが終わり、男性が壇上をゆっくり降りようとした時、段差につまづいて、ちょっとよろけそうに。すかさず司会のUさんが「気をつけてくださいね」と優しく声を掛けます。
昼間、ちょっと体調が良くないって言ってたスタッフのSさんが寒そうな顔をして立っていました。近づいてって「来たの!?大丈夫?」と聞くと「だって、今日は休むと太鼓がいなくなっちゃうからさ。うん、大丈夫だよ。」
官邸前の先頭ブース程ではありませんが、国会前も冷たい風が吹き、凍える様な寒さです。
それでも、冬の寒い夜、これだけの人達が集まり、声をあげています。
そんな参加者の方々を見ていて、ふと思ったのです。
「この人達は多分、自分1人になっても、やるんだろうなぁ…」
先週の金曜日、抗議終了後グミ坂を先頭ブースに向かって上がっていると、少し年配の男性が「あの…」と言って近づいてきました。そして、
「ちょっとごめん。この官邸前抗議…何回目の冬だろう?」
と…。
「抗議は2012年の3月から始まったので、え~と…2012年の冬、2013年の冬、そして今年の冬で…3回目ですね!」
と答えると、おじさんは、
「3回目か…そうか…。どうもありがとう。」
そう言ってお辞儀をして、帰られて行きました。
私はこの、「何回目の冬だろう」という言葉がとてもとても心に残り、この言葉を思い出すたびに様々な思いが入り交じり、こみ上げてきて…ちょっと泣きそうになってしまうのです。
何回目の冬だろう…
3回目なんだよね。
2012年の3月にこの抗議が始まった時、誰が、3度の冬を迎える事になると思ったでしょうか?
原発が無くならないから…ではありますが、それに対するこの抗議も、無くならなかったということです。
今年も色々なことがあった1年でした。
挫けそうな時もありました。疲れて嫌になりそうな時も。そして感動して泣きそうになった時や、お腹がよじれるほど笑い転げた時も…。
たくさんの笑顔とたくさんの涙を抱えながら、続けてきた金曜日。
頑張って通い続けている参加者の方々、そして、スタッフのみんなの姿があったからこそ、わたしは通い続けてこれました。
今年も1年、ありがとうございました!
感謝、感謝、感謝…です!
『世界中にさだめられたどんな記念日なんかより、あなたが生きてる今日は、どんなに素晴らしいか』
皆さんと生きている“今日”に乾杯!
来年もどうぞ宜しく~!!
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