【2013/12/06】東京・官邸前(前編)

恒例、首相官邸前抗議のレポート!
今回は前・後編の大作です!
次回は、1213 再稼働反対!首相官邸前抗議!
12月22日(日)には「年内トドメの大抗議!!!1222 再稼働反対★国会大包囲」もあります!
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怒涛の1週間でした。
毎日、国会前に通ってたのは…夢だったんだろうか…
原発にも大いに関係する天下の悪法『秘密保護法案』に反対し、通い続けた毎日。それでも、金曜に法案は国会で可決。終電逃すまで声をあげ、ガラガラになった声とバキバキな腰を引きずりながら帰りました。
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金曜日…
この日は予断を許さない状況の『秘密保護法案』反対抗議の為に、いつもの原発反対抗議は官邸前とファミリーエリアに絞り、国会前は首都圏反原発連合の構成グループでもある《怒りのドラムデモ》主催で秘密保護法反対の抗議をすることになっていました。秘密保護法なんて出来ちゃったら、原発の事なんか闇に葬られそうだし、こうして反対の声をあげる事さえ出来なくなるかもしれない…。
怒りのドラムデモ主催のこの大抗議は、国会審議に合わせて、木曜・金曜13時~21時予定の2日間。木曜は物凄い人数が集まり、延々と国会に向けて怒りの猛コールを繰り返しました。もう…なんと言うか、殺気立ってるというか…圧倒されるような鬼気迫る空気でした。
そして本日、金曜も、午後1時から国会前には続々と人が集まり続け、既に法案反対の猛コールが始まっていました。
17時30分過ぎに、いつものドラムメンバーが「官邸前に行ってくる」と言って、盛り上がってる国会前を抜け、官邸前へと移動しました。
今日は、国会前だけでなく、議員会館前、日比谷でも秘密保護法の大抗議があり、もう、日比谷から霞ヶ関、永田町周辺は物凄い状況に…!いつもの18時~20時の原発抗議は、いったいどんな感じになるんだろ…と思っていました。18時ちょっと前に私も国会前を離れ、官邸前へと移動。背後にガンガン聴こえる「廃案!廃案!」のコールに押される様に舗道を歩いていると、信号待ちで車道に止まっている車から何か声が聞こえて来ます。あれ?と思って振り返ると、一台のタクシーの運転手さんが窓を開け、こちらを見ながらコールにあわせて「わっしょい!わっしょい!」と笑顔で叫んでいるではありませんか。私がガッツポーズで応えると、運転手さんは満面の笑みで、ニコニコと大きく手を振り返してくれました。
いつもの財務省交差点の角では、むかささんがいつもの良く通る声で誘導のアナウンスをしてくれていました。「特定秘密保護法案の抗議は交差点を渡りましてあちら国会前へ、原発反対の抗議は、この先の官邸前へとお進み下さい!」
グミ坂に差し掛かるところまで来ると、今度は警察官が何人かで誘導しています。「国会前で抗議の方はこの信号を渡って下さーい、官邸前で抗議する方はこのままお進みくださーい」。いつもは通れない交差点を今日は開放している様子。人々が、ぞろぞろと二手に分かれて進んでいます。
グミ坂は、18時開始の時点では、さすがに閑散とした雰囲気。しかし、先頭の方へ進んでいくと、思ったよりたくさんの人達がいつもと変わらず大きな声でコールをしていました。
『来年も原発ゼロのクリスマス。サンタさんも猛反対』と書かれたプラカードを掲げた女性がいます。
赤と黄色のマジックで『未来 子供 守れ』と書いてあるプラカードを首から下げたおじさんは、コールが終わると塀に腰掛け、リュックから水筒を取り出してゴクンと一口。ふぅ~っ…と、大きく息を吐いてます。再びコールが始まるとサッと立ち上がり、空を見上げながら一生懸命また叫びはじめました。
あれ…?なんか、人が増えてきたぞ。
18時半過ぎから、続々と参加者がグミ坂をあがってきました。
「今まで、あっちで秘密保護法の抗議してたんだけど、原発も黙ってらんないからこっちにも来たわ!」と言う人、「ここが終わったら、国会の方に移動だよ」という人…も~、あっちもこっちもだからホンッと大変!
高校生三人組が地下鉄出口から出てきてキョロキョロしています。「あれ、ここじゃねんじゃね?ちがくね?」「うっそー!間違えた?」 手には秘密保護法反対のプラカードを持っています。「秘密保護法の抗議ですか?」と聞くと「あ、はい!」と元気な返事。あっちでやってますよと、国会前への行き方を教えると、「ここは何やってんですか?」と、不思議そうに周りを見ています。「ここは原発反対の抗議です」と言うと「おおおおおー!」と、感嘆の叫び(笑)。「いってらっしゃい、がんばって!」と見送ると、「はーい!」と明るい声で返事をし、笑顔でグミ坂を下って行きました。
少ないながら、みんな必死に声をあげています。やはり原発のことだって黙ってられないのです。人数少なくても、今日はあちこちでみんながそれぞれ闘ってるんだって思うと…何か寂しくないんだよね。不思議だね…。それに、少人数とはいえ、なんつうか…そう、空気が強い!
ちょっと、余談になりますが…
今週、秘密保護法案の抗議で、ほぼ毎日、仕事帰りに国会前に通いました。木曜と金曜は、あらかじめ抗議が予定されてて告知していましたが、他の曜日は、有志が集まって自主的に声をあげていました。なので、何十人単位での抗議です。抗議対象への圧力という点ではあたりまえとして、確かに人が多い方が絵的にもサマになるし、気持ちも盛り上がります。あの、ドデカイ国会の建物を目の前にして、だだっ広い舗道で声をあげるのは、そりゃ、大人数の方が心強いものです。
しかし…
数十人で延々とコールし続けた、月・火・水。すごく…『強かった』のです。一人一人の、思いの強さ、声の強さが幾重にも重なって膨らんでいました。曜日を重ねる毎にそうなっていきました。コーラーが少なかったので、普段やらない様な人もコーラーをし、なんとか繋げていきました。いや、なんたって、私もコーラーやっちゃったくらいですから…ハイ…(滝汗)晴天のへきれきっすよ、アナタ。アチャコさんにうまいこと誘導され、え?は?と言ってる間にコーラーの位置に連れていかれてやるハメに…(^^;;しかし、私がコールし始めた時…ドラムの人達が、まるで始めての私を応援するかのように、ガンガン音をアゲながら周りに寄って来てくれたのには、マ・ジ・で!感激しました。最初から、ウッ…ときて泣きそうになっちまった…。(ここで泣いてどーする!)あの時の、一人一人の真剣な表情…空気感…脳裏に焼きついてます。写真に撮っておきたかったくらい…(^^; 何だか、不思議な、とても印象的な時間でした。
…と、皆さんを見ながら思いに耽っていたら、あれま!!すげー人数になってんじゃん!!!
気が付くと、かなりな人でグミ坂が埋まっています。
と、今度は団体でグミ坂をゾロゾロ上がってくる人達が…。何だ何だ??あ!そーか、日比谷組が流れてきたのか!
日比谷公園発のデモ隊が合流してきたのです。情報によれば、あっちも物凄い人数だったとか…。銀座コースのデモを終えた人達が、どんどんグミ坂を上がってきます。そして、車道には、請願コースのデモ隊が現れ、車道と舗道で、原発&法案ダブルパンチ抗議。いやぁ~、も~ぉ、すんごいことになっとるでないかい…。
続々と続く、日比谷からのデモ隊。ゴールした後はほとんどの人達が国会前&議員会館前へと流れて行きます。官邸前にもどんどん人が集まり、結局、終わってみれば1000人位の参加者だったとか!
日比谷からのデモ隊がゾロゾロと続く中、私は国会前へと移動しました。
後編:怒りのドラムデモ主催の法案反対抗議に続きます

【2013/12/6】東京・官邸前(後編)

12月6日の首相官邸前抗議のレポートはなんと2本立て!
前編はこちらでどうぞ!
次回は、1213 再稼働反対!首相官邸前抗議!
12月22日(日)には「年内トドメの大抗議!!!1222 再稼働反対★国会大包囲」もあります!
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(※後編は反原連主催の『金曜官邸前抗議』とは別なので、ちょっとまた余談の様なレポートです。でも、全く関係ないことではないのでオマケとして読んでくださいませ。)
こちらは怒りのドラムデモ主催の秘密保護法案反対抗議。国会前はもう、すんごい盛り上がり!!!
普段、金曜官邸前抗議で動いているスタッフさん達が自主的に走り回っています。いつものゲリラカフェの方達も、普段より多めに用意し、昨日からの長丁場の参加者さん達を迎えています。臨時で作られた暖かい飲み物コーナーや食べ物コーナーもあります。みんながみんな、何とかこの2日間の抗議を支えようと、一生懸命動いているのです。
そしてそれは、スタッフさん達だけではありませんでした。人数が増えてきてバタバタしているスタッフを見て、抗議の列に並ぶ参加者の方々も、自主的に誘導や声かけをし始めました。キンカンの抗議で状況把握に慣れている参加者の方々が冷静にどんどん動いてくれます。
人が増えすぎてこれ以上前方に進めなくなった時、誘導棒を持って「前方、混雑していて進めなくなっております!その場で声を上げて下さい!」と叫んでる私の近くで、列に並んでいた男性が、自分の持ってきたプラカードを遮断機の様に腰の位置に掲げ、前方へ行こうとする参加者さんに一人一人声をかけ始めました。そのプラカードには『民意 is here』…。「すみません!助かります、ありがとうございます!」と言いに行くと「いえいえ。これ以上前へは行けないって説明すればいいんですよね?」と、穏やかな表情。「ありがとうございます!てか、そのプラカード、ナイス!素敵!」と言うと、嬉しそうにニコニコ。この方、確かキンカンにも度々参加されてる人だった気がします。
車道に近い銀杏の木の下で、電動車椅子の方が1人でいらっしゃってました。やはり、原発反対の抗議にもよく参加されてる方です。今日はワサワサしてるからちょっと心配で、私も行ったり来たりしながら気にしていると、いつの間にか、その人の周りをパンクロッカーみたいな男の子が2~3人で取り囲んでいました。3人は何気に世間話をしたり、声をあげたり、極々自然にそこにいます。どうやら、その電動車椅子の方を気遣って傍にいる感じ…。時々、前方の様子を見にきたり、携帯電話で話をしたりしながら、その方が帰るまでずっと傍に付いていました。
今日は子供を連れたママもたくさん来ています。目の前のベビーカーに乗ってる男の子は三歳くらいかなぁ。そのベビーカーには『ぼくカメンライダーに変身して日本を守るよ!』と書いた紙が貼り付けてあります。そして、傍にいるママのプラカードには「『だまされた』では遅すぎる!子供達の為、廃案になるまであきらめない!!秘密保護法!」…。ベビーカーの横にしゃがんでコールするママ。それを聞きながらニコニコと嬉しそうに手を上げる男の子。
ありとあらゆる人達がひたすら猛コールを繰り返す中…夜遅く、秘密保護法案は可決されました。
いつものキンカンと同じように、1人舗道に立って帰る人達を「お疲れ様でした、風邪引かない様に気をつけて下さーい」と見送っていると、「お疲れ様」「あきらめないよ」「また頑張ろうな」「ありがとう!」「ご苦労様」の言葉…。中には立ち止まって「スタッフの方ですよね?本当にいつもありがとうございます」と手を握ってきた若い女の子や、いったん「お疲れ様!」と通り過ぎた後にわざわざ戻って来て「ホントにご苦労様」とポンポンと肩を叩いていく男の子も…。
涙が出そうになるのを…あと、寒くて鼻水が垂れそうになるのを、必死で我慢しながら…皆さんを見送りました。
怒りのドラムデモの主催者さま、お疲れ様でした。最後は涙声で…アナウンスしていましたね…。
去年、官邸前抗議の最中、大飯原発の再稼働が決定したというニュースが飛び込んできました。ワーッという悲痛な叫びと共に周りは騒然となり、泣き出す人もたくさんいました。私も悔しくて悔しくて…我慢できずに…涙が後から後から溢れ出てきました。そして、猛抗議の声を無視するかの様に、大飯原発は再稼働しました。
…が
今、原発は一基も動いていません。点検の為だろうが何だろうが、一基も動いていないのです。
それは私達がずっとずっと休むことなく声をあげてきたからだ…と言っては、過言でしょうか?
私達が声をあげ続けてきた事が、今、原発が一基も動いていない事と全く関係していない…と、言い切れるでしょうか?
政府は秘密保護法案が可決したとたん、原発ゼロは撤回すると言い出してます。
調子こいてます
Never give up!
あきらめませんから、私達は…
てなわけで来週もあります官邸前抗議!
ガンバロ!!!
また来週~!
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【2013/11/29】東京・官邸前

思わず泣かされてしまうことも多いこのレポート。
今回も
「皆さん…この苦しさ分かりますか…!?」
みんな、黙って…ただ黙って…その人を見つめます。中には、うつむく人も。
のくだりで、来ました。
みなさんぜひお読みください!
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今、国会前へと続く舗道は金色の道になっています。
火曜日、秘密保護法反対抗議に来ました。原発にも大いに関係する法案です。21時半頃、寒さに負けて離脱し、抗議の列を抜けて国会前の舗道に出た時…思わず、あっ…と立ち尽くしてしまいました。道が金色に輝いていたのです。イチョウ並木の紅葉と、道を埋め尽くしてる落ち葉の金色とがライトに照らされ、本当に眩しいほどに輝いていたのです。
街のどんなイルミネーションよりも綺麗でした。
来た時は気づかなかったのになぁ…と思いながら、背中にまだ続いているみんなのコールを聴きながら、金色の道を歩いて帰りました。
なので今日は、イチョウにあわせてレモン色の毛糸の帽子!この帽子、100円…。うはは(^^;でも、レモン色にグレーと白のラインが入っててチョー可愛いのさっ。
てなわけで…今日もまた向かいました、官邸前!
今日は官邸前抗議とほぼ同時刻で、議員会館前で秘密保護法反対の抗議があります。こちらも超重要問題!
ですが、原発も引き続き超重要問題なのです。何一つ解決していないし、何も終わってない。長期戦に入ってますが、続けていかなくてはなりません。
同時刻なだけに、人数的にどうなるかな…と思っていましたが、いやいや、こちらキンカンもちゃんといつも通りの人数が集まり、原発反対の叫びで盛り上がっていました。
官邸前・国会前・ファミリーエリアから響きわたる「原発無くせーっ!!」の叫びと一緒に、議員会館前からは「廃案!!廃案!!」の声が…。なんだか凄い事になってました…(>_<)
国会前エリア。
塀に腰かけたおじいさんが鼻をすすりながら抗議しています。隣のおばさんも寒そう…ショールをかぶって丸まっています。
いや…今日はホントに寒いっ!
可愛いリュックを背負った若い女の子が1人、歩いて来て列に加わりました。ジャンパーに両手を突っ込んで寒そうに歩いてきた男の子も抗議に加わります。若い子達もたくさん見かけるこの頃。
プラカード…かな?を胸元で抱えたおばさんが一人で歩いてきて、みんなからちょっと離れた場所にスッと立ちました。コールが始まるとその場で呟く様に声を出しています。スピーチする人が壇上に上がり「皆さん、こんばんは!」と言うと、静かに頭を下げていました。そのまま、そのプラカードを抱えたまま…1人ずっと立ち続けていました。
声をあげる人、プラカードを高く掲げる人、音を鳴らす人、黙って立つ人…皆、それぞれです。
私は、デモや抗議の時は、プラカードとか持たず、手ぶらでみんなの中に埋もれているのが好きで…(^^;下手すりゃ声も出さずに、ただじっとそこに居るっつう感じです。何故か、それが私にとっての…いちばん居心地のいい在り方なのです。
初期の官邸前抗議の際、スタッフさんが『大飯原発の再稼働に断固反対』と印刷された紙を何枚もコピーして、抗議に並ぶ人達に配ってくれていました。私も何度か「今日はあの紙を掲げてみよう」と、受け取ったりしたのですが…
結局その紙は胸元でギュッと抱きしめる様に抱え続けられ、プラカードとしての役割は全く果たされないまま、しわくちゃのヨレヨレになり、毎回抗議終了後に畳んでバックに入れて持ち帰る…ということの繰り返しでした。そして家に持ち帰ったはいいが、その日のみんなの思いがそのしわくちゃに詰まっているようで捨てることが出来ず、ヨレヨレのソレを部屋の壁にピンで貼り続けていたので…
凄い部屋になってました
うなされそうでした
去年の暮れに、一枚だけ残して、ありがとうの言葉と共に…さよならしました。
さて、国会前では福島県浪江から来た女性が壇上に立ちました。「福島は苦しんでます。福島のあの現場を見た方いらっしゃいますか?あの惨状を…」絞り出すような悲痛な声…苦しさ、やるせなさが滲んでる様な辛い声でした。「何一つ届かないこの苦しさ…。福島県人は本当に苦しんでます。」
「皆さん…この苦しさ分かりますか…!?」
みんな、黙って…ただ黙って…その人を見つめます。中には、うつむく人も。
「この苦しさが分かりますか…!?」
分かるなんて簡単に言えない…みんな何も言えず、凍りついた様に静まり返っています。
「原発はいらないんです!」
何人かが、そうだ…!と叫びます。
「台風がくるたび…原発は大丈夫か、大丈夫だろうか…そればっかり思って…」
泣き声にも聴こえる様な、ホントに辛い辛い叫びでした。“何一つ届かないこの苦しさ”この言葉を何度も何度も叫んでおられました。
青森から来た82歳の女性もスピーチされていました。「私たちも細々と地元でデモや抗議をしておりますが、全然届きません…。皆さん…どうか折れないで、続けて下さい…」
観光バスが国会議事堂の交差点を通り過ぎて行きました。すると何人かが手やプラカードを振ってアピールしています。
何だか、ますます寒くなってきた…どんどん冷えてきたわ…
ファミリーエリアでは自転車隊の人達から差し入れられたホッカイロをみんなに配布。ちょっとした心遣いが心と体を暖めます。
官邸前へと移動。
こちらでもみんな寒そうに、それでも寒風に負けず、声をあげ、立ち続けています。
塀に足を掛けて、時々屈伸しながら立ち続けるサラリーマン。コールしながら舗道を歩いていくOLっぽい女性。
先頭の方では『国民はモノじゃない。安倍さん何がしたいのですか?』と書かれた、長く大きな布を、参加者7人位で持ち、立っていました。
ダラクさんが官邸をじっと見つめながらコールしています。隣ではいつものドラムメンバーがガンガンと音を叩き出しています。つんと冷えた…冷たい空気の中に響き渡る、力強く暖かい太鼓の音。
カートをガラガラと引いた金髪の外国人女性が、コールする参加者の方々を、笑顔でうなずきながら見て、通り過ぎて行きました。
今日は、諸事情で8時までいられず、ちょっと早めに官邸前を後にしました。
コールしている参加者さんの横を下って行くと、グミ坂最後尾の、人もまばらな場所で、杖をついた男性が塀に体を預け…寄りかかりながら立っていました。
財務省の交差点近くでは、車椅子を押した男性とすれ違いました。
身体がままならなくても、家が遠くても、仕事が大変でも、お金が無くても…みんな、未来に生きる誰かの為に、声をあげに来ているんだよな…。
そんなことをつらつらと考えながら、経産省へと続く金色の道を歩いて帰りました。
来週はいよいよ12月に突入です。
師走かぁ~
はえ~
また来週~!
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