【2013/3/10】『原発ゼロ大行動』(東京)

スタッフの方から送られたレポートをご紹介します!
読んで朝から号泣してしまいました。
このデモは愛でできてるのだと思いました。
また、私は反原連のスタッフではないですが、スタッフのみなさまにお会いすると、みんな愛にあふれているなと感じます。
反原連も愛でできているのだ!
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13時からの野外音楽堂での集会は、人が入りきれず外にまで溢れ、中は全く身動きできない様な状態でした。天井から《満員御礼》の垂れ幕を垂らしたい位!
カンパ隊として、中に入っていかなきゃならなかったのですが、全然無理!!どうにか人の間をくぐり抜けて潜入したものの、参加者の皆さんの、スピーチを聞く真剣な眼差しと空気に「カンパお願いしまーす」なんて…とても言える雰囲気ではありませんでした。
最後に反原連の方が「これからカンパ隊が回りますので宜しくお願い致します」と言ってくれたので、それじゃあ~と立ち上がったその瞬間、一斉にカンパの嵐!いや、びっくりでした。「すいませんありがとございますすいませんすいません」と頭を下げながらカンパ袋を差し出していると「ちょっと!こっちこっち!!」とお呼びがかかり、「あ!はい~!」と行こうとする途中でまた「おねえさん、こっち!」と引き止められ、服を引っ張られ、いやもう、何がなんだか…ぐるぐる回ってました、わたし。
そしてカンパを入れながら「いつもご苦労様!」「ありがとう!」の、反原連の皆様に対する暖かい言葉の数々…泣けます(涙)
「でっかいカンパ袋だなぁ~!」と指差して笑われたりもしました(^^;なので「そうです、願望の大きさなのです」と言ったらまた笑われました(笑)
しかし、このカンパタイムを狙ったかのように、いきなり空が凄い色に…。更に風も強くなって、ほんとに異様な天気になりましたよね。これからデモ出発だというのに…
14時に出発したデモですが、も~すんごい風!砂埃!ついでに花粉も!!花粉の薬飲んで、目薬ドバドバ差してきても、そんなの全く効かない。持ってたバナーはビロビロいうわ、時々襲う突風に体ごとあおられるわ、目は痛くて涙は止まらないし、喉も痛くなるしで、ホントえらいことになってしまいました。それでも皆、必死になってプラカードを掲げ声を出し、歩き続けました。
途中、経産省前を通った時だったかな…、マスクを一箱持って立っている女性が居て、私がマスクをしないで(忘れた)凄い顔して歩いてるのを真っ先に見つけ「マスク!マスクしなさい!マスク!!」と差し出して下さいました。ありがとうございます!!この方は、デモ隊が通り過ぎる間ずっと、マスクを配ってくれていたようです。感謝!!
今回のデモは省庁の中を回るようなコースで、あまり人が居ない閑散とした所を歩いてたのですが、時折、歩道に居た人達から拍手されたり、手を振って頂いたりしました。外国人の方からも大きな声援を頂きました。
そうそう、先頭で誘導していた警察官のおじさんが、ずーっっと笑顔でニコニコしながら誘導していたのが印象的でした。「はいっ!後ろ追いついてないんでちょっと止まってくださあ~い!」「ハイ!しゅっぱつで~す!」みたいな…(^^;
デモで実際歩くと分かるのですが、私達が歩いてる周りには沢山のサポーターがいます。警察の方々は車と接触しないよう常に気を付けていてくれるし、ボランティアスタッフの方々も、デモ隊の周りをあっちこっち走り回りながら、トラブルなく安全に歩けるよう細心の注意をはらってくれています。沢山のチカラと共に歩いているのを痛感します。
先頭集団でゴールし、そのままそこで全部のデモ隊を迎えながら、カンパ集めをやってたのですが…。
終わらない…デモ隊…。いったい何梯団あんの!?
結局、14時スタートしたデモ隊の最終グループがゴールしたのは17時30分頃でした!なんと全部で24梯団あったそうです!…そりゃ、終わらんわな。
ゴールは自民党本部前だったのですが、何時間もじっとカンパ袋を持って立ってると、も~凍りつくような寒さ!正座してるわけじゃないのに足はシビれてくるし、指先はかじかんでくるし。私も、一緒にいたスタッフさんも、後半はろれつが回らなくなり「カンパにご協力くださーい」が「キャンパにゴチョウリョクくださーい」と噛みっぱなし。噛みっぱなし…というか、もはや何言ってんだか分からない状態…(涙)
デモ隊の皆さんもホント寒かったことでしょう。後半スタートのグループは出発するまでじっと待ってたわけだし…。気温は容赦なくどんどん下がっていくし、ホントきつかったと思います。
それでも、自民党本部前にゴールしてくる参加者の方の顔は、皆、凛としていて力強い表情をしていました。そうですよね。こんなクソ寒い酷い天気のなか、デモに参加しに来てるんですもの。強い心を持って…。
ゴール地点では、狭い場所&道を塞がないように先へ先へ誘導にも関わらず、たくさんの方が、足を止めてカンパしてくださいました。ここでもやはり「寒いのにご苦労さま!」とか「さっきカンパ出来なかったからするよ!」とか色々な言葉をかけてくださいました。申し訳なさそうな顔をされて「いつもありがとう…」と小声でボソッと言っていかれる男性もいました。「小銭でごめんなさい」とか「ちょっとですみません」とか仰るかたもいて、こちらは恐縮しまくりでした。
そうそう!途中、仕事を抜け出してデモに参加した友人が、また仕事に戻るまでの短い時間を使って、一緒にカンパ集めを叫んでくれました。声がデカイ友人、助かった!ありがとう!!
デモ隊お迎え終了後、霞ヶ関へ移動。霞ヶ関が近付いてくると聞こえてくる抗議の声!日が落ちて、寒さもピークを迎えているというのにたくさんの人が残って声をあげてました。強風吹きすさぶ中、全く萎えることなく叫ぶ人、人、人。も~凄いパワーでした。
私たちは、最後は、国会前から桜田門に続く歩道をウロウロし、みんなと一緒に「再稼動反対!!」と叫びながらカンパを集めてました。
が、と、と、とにかく寒かった。(寒かったしか言えんのかい!)いやほんと寒かった……。
ガチガチになりながら、めぐちゃんと並んで「カンパおねがいしま~す」と情けない声で叫んでたら、帰られる方々の何人かが「そう言われちゃな…」と足を止めてくださったり…(^^;すみません、本当に。
いやでも朝から寒いならみんなそれなりの準備で来るけど、暑さからの急激降下+強風…ときたので、もう最後は修行僧の様な気分でしたよ、全く(@_@;
ぶるぶるしながら情けない顔して立ってるわたしに、手作りのプラカードを持ったおばさんが近付いてきて「今週は官邸前抗議あるの?」と。「はい、あります~」と答えると、ふふんっと笑った後、ニヤリと挑戦的な笑みを浮かべ、帰られて行きました。
…イカしてました。
もう、ほとんどの方が帰られ、じゃあ、そろそろ私達も引き上げようか…と話してると、両手に杖を持った、両足の不自由な男性がゆっくりゆっくり歩いて来られ、私達を見ると立ち止まり、杖を塀に立て掛け、ご自分も塀に支えられる様に寄りかかりながら、一生懸命バックから財布を出しカンパして下さいました。 かなり薄着でいらっしゃったので「ありがとうございます!風邪引かない様に気を付けて下さいね!お疲れ様でした!」とみんなで言うと、ニコッと笑い、またゆっくりゆっくり杖をついて帰られて行きました。
本当に色々な人達が色々な想いを胸に、集まり声を上げ続けています。その声は全く衰えを知りません。ごくごく普通の一般市民の、淡々とした粘り強い底力を、政府はあんまり甘く考えるなよ…と言いたいです。
ともかく皆さん!何の呪いだよって感じの悪天候の中、お疲れ様でした!ありがとうございました!
これからも頑張っていきましょう!!!

【2013/02/28】官邸前

官邸前のデモの当日スタッフの方から、こんなレポートを頂いたので掲載します!
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毎週金曜官邸前には、お一人で来ている方が多いです。
今日も国会前エリアの向かい側に、かなりのお歳をめした(と思われる)おじいさんが、一人、折り畳みの傘だけを握って立っておられました。雨がポツ…ポツ…ときた時に目が合ったので「降ってきちゃいましたねぇ」と話しかけたら、にっこりと超いい笑顔で頷かれ「これがあるし」と傘を掲げ、着ていたコートを差して「これレインコート」と。ちょっと言葉が不自由な方でした。「何処からいらしたんですか?」と聞いたら「わたしは早稲田」。「ご苦労様です」と言うと「近いから」と、またまた超いい笑顔。自転車部隊が通ると、控えめに手を振っておられた姿が印象的でした。
国会前を通りすぎる時に、福島の保育園からのメッセージを読み上げているのが聞こえてきました。ちょうど耳に入って来たのが『網戸が外を覗こうとする子供達で何回も壊され…』…
いやもう~思わず涙出ちゃいましたよ。
想像してみて下さい、皆さん。外に自由に出られない遊び盛りの子供達が、保育園の中から窓際に集まって網戸に頭を押し付けて外を見ている状況を…。これだけで、もうこれだけで原発ダメでしょ。反対する十分な理由でしょう!
それから《双葉から遠く離れて》の自主映画を撮られた監督さんが来ていました。未だに埼玉県加須市の廃校になった高校には、百人以上の方が居て、三度の食事が弁当という生活をしている…と。日本は難民を作ってしまったんです!と…。
ラスト30分は国会議事堂前出口のところでチラシ配りをしましたが、7時過ぎから、ヤバいなヤバいな…と思ってた雨が、最後はバシャーッ!と…。久々のずぶ濡れでした(T^T)まあ、寒くなかっただけ良しとしよう。濡れりゃ冷えますけどね。
しかしながらラスト10分位の間、どんどん雨がひどくなっていくにも関わらず、じっと立ち続けている参加者の方々。なんかもう胸がいっぱいになりましたよ。
私が立っていた目の前に、カッパも着ない、傘もささず、雨に濡れたまま腕を組んで仁王立ちし、じっと黙って官邸の方を見つめて立っている男の子がいました。20時終了のアナウンスを聞いてもすぐには動かず、しばらくそのまま。…彼の心には何があるのでしょう。
もうすぐ三度目の3月11日…
そして、この官邸前抗議も一年を迎えようとしています。